(午前0時の更新です)

日経平均は下げが一段落して大きく反発しました。

円高が一服したのが大きな理由ですが、

トランプ氏の発言通りに政策を実施すれば、

円安ドル高の圧力がかかるのは何度も書く通り。

加えて「トランプ・バブル」への「期待」もあります。

時に支離滅裂な内容も口走るトランプ大統領ですが、

「やる」と言ったことは断固として実行しています。

反対派を愚弄してまで全面的な規制緩和を断行し、

巨大パイプラインなどのインフラ投資にも着手。

「米国第一」を標榜するだけあって、

米国にカネが集まる仕掛けは全部やる構えのようです。

畢竟、世界各地の「不安」とないまぜになりつつ、

「トランプ・バブル」への「期待」も濃く漂っており、

先ほど、NYダウは史上初めて「夢の2万ドル」に到達です。

もっとも、米国にバブルが来ようが来まいが、

日本市場が上昇するかどうかは、

日米の政治的な関係性に大きく依存します。

その意味では日経平均は今後しばらく、

「米国主導の政策相場」の様相を呈するでしょう。

しかし、こればかりは相手があってのことですし、

日本側は弱い立場で交渉に臨むわけですから、

先方の出方を見極めるしかありません。

通常国会の代表質問は昨日で一巡しましたが、

まだまだ首脳会談が先になりそうということもあり、

昨日の夕方、補正予算の審議入りが決まりました。

といっても第3次補正にはこれといった目玉はなく、

あまり注目されず淡々と日程を消化しそうです。

とはいえ。

国会での論戦が低調に終始するといっても、

永田町はヒマなわけではありません。

今年中盤以降の政局を見据えて、

与野党とも水面下で大きく「仕掛け」を開始しており、

息詰まるような熾烈なパワーゲームが展開されています。

小池新党ばかり注目を集めていますが、

その他の主要政党の全てで激しい動きが起きています。

やはり今年後半、「政界の流動化」が発生し、

ガラリと政界地図が変わる可能性が否定できませんので、

次号メルマガ(第145号:1月28日)で書きます。

今後の日経平均の株価位置を決める、

重要なファクターのひとつであることは確かです。

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