先週の日経平均は波乱なし。

週明けに警戒された材料が、

いずれも破裂せずに済んだため、

超薄商いの様子見が続くなかで、

高値圏での横這いを維持しました。

クリスマス休暇から明けて、

市場に戻ってくる投資家達が、

どういう方向に仕掛けるかで、

年末の株価は決まります。

もっとも、米国や日本の政界に、

ちょっと困った動きがあるため、

年末に「掉尾の一振」となって、

最高値を記録するかどうかは、

今日の市場参加者の動きをみて、

判断していくほかはありませんが、

いずれにせよ歴史的な高値圏です。

国民は「静かな年末年始」でも、

株式市場は「明るい年末年始」で、

来年の相場を迎えようとしています。

ただし、株価が高く推移していても、

実際の政治、経済、社会の様子が、

能天気になれない状況であることは、

前号メルマガ(第349号:12月27日)で、

詳細な背景とともに分析しています。

古今東西、どんなバブル相場も、

「まだ続く」と思っているところに、

予告なく突然、終わったものですので、

来年以降のどこが「宴の終わり」になるか、

「静かな年末年始」で考えておきつつ、

今後の戦略を練りたいところです。

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