売買は、年に数回で十分です。
昨日の日経平均は352.15円という大幅高。15130.52円で引けました。
先週末の大暴落が嘘のような上昇でしたが、内容を見るとまるで鉄火場。
朝方にはヘッジファンドの売り浴びせが、
お昼には強力な政府PKOの防衛出動、そして先物主導の買戻しと続き、
駆け引きと思惑だけで市場が乱高下しました。
まるで巨人同士の殴り合いです。足元をちょろちょろと歩いていると踏みつぶされます。
こういう時、次の値動きを正確に予測するのは誰にも不可能です。
チャートだけみれば、明日以降は「上優位」のような気もしますが、
世界中が注目しているのはNYの動向です。
欧州不安、ロシア問題、中東問題等、いろいろと揺さぶられる要素がありますが、
それらは全て「きっかけ」に過ぎず、問題はNY市場自体の高値にあります。
「今の水準は高すぎる」と皆が思えば、これを適正化させる動きが本格化するのです。
そしてそれは、一定以上に上昇したした後には、必ず来るものです。
先週末からの連日の高騰で、NYの下げは一服した感がありますが、
このまま短期かつ小幅の調整で終わるか、この後、長期かつ大幅な本格調整となるか。
もし、NYで「それ」が始まれば日経平均も先日の暴落の下値はあっさり突破されます。
私が警戒(期待)しているのはこれです。
また、8月13日発表の4-6月期のGDPに波乱があれば、再びの売り浴びせがあり得ます。
(この日は要注意です)
お盆の間であっても、次の消費増税に向けて、政府は全力で「玉」を繰り出して、
ふたたび15500円台をとろうとしてくるでしょうが、
そうした努力をばっさりとふいにする危険がくすぶっていることを無視してはいけません。
いずれにせよ、15000円台前半では売ることも買うこともできませんので、
上であれ、下であれ、どちらかに行き着くまで、様子を見るしかありませんが、
かねがね申し上げているとおり、
私のスタンスは、「上に行けば売り、下に行けば買う」だけです。
じわり、と相場の環境が変化しつつあります。
私が「居心地のいい水準」の判断基準とする日経平均EPSは1034円まで低下。
東証空売り比率はまだそれほど高まっていませんが、
信用評価損益率はマイナス10%に達しつつあります。
7月までとは違い、8月相場は変動の大きな相場になりつつあります。
しかし、相場の性質がどうあれ全く気にすることはありません。
上か、下か、いずれにせよどっちに行ってもチャンスですから、
日々の値動きに心を騒がせず、冷静に「天の時」を待つだけです。
私がこのブログで公開している「時鳥トレード」とは、
「正常値」のレンジを離れ、上にも下にもある「異常値」に達すれば、
そこが「安心、安全、堅実」なエントリー・ポイントであるという、
非常に単純で明快な「真理」をリアルタイムに実践しているものです。
そういうチャンスは年に数回しか来ないのですが、
その数回をきっちりとれば、「安心、安全、堅実」に年間10~20%は殖えます。
年間20%をずっと続ければ、もはやそれはバフェットやソロスの世界です。
売買は、年に数回あったら十分なのです。
負けないことに徹していれば、やがて必ず億万長者になれるという、
非常に単純で明快な「真理」の実証のために私のブログやメルマガはあります。
実際、今年2月9日にこのブログを開設して後、すでに、
・2月暴落時の「大底」
・ウクライナ危機
・3月のMSQ波乱
・4月の雇用統計と追加緩和騒ぎ
・4月のSQ波乱
・6月の上昇時の調整
と、6回訪れた「異常値」を、「安心、安全、堅実」にきっちりとり、
すでに「時鳥トレード」だけで21%の資金増を達成しております。
(今年は波乱続きで、想定より回数が多いのですが・・・)
しかもその全てが、事前に「ここから上(下)がエントリー・チャンス」と指定し、
自分自身で設定したとおりの手法でもって、淡々と勝ちを掴むやり方です。
(メルマガでは、常に事前に「エントリー・チャンス」の目安をお知らせしています)
この他に、「日経平均先物の秘密エントリー・ポイント」でしこたま稼いでいますし、
さらにメルマガでは不動産、金、おもしろい株、長期投資、積立投資などについても触れ、
全部ことごとく利益が出ています。
いずれも、ほとんど例をみない稀有な内容だと思っておりますが、
これが私の「時鳥トレード」であり、このブログのコンセプトです。
この、
「事前に「安心、安全、堅実」なゾーンを指定しておき、
株価位置がそこに達すれば、自分の判断に従って果敢にエントリーする」
という私のやり方に対し、
ブログ読者の方々から「その判断基準を公開して欲しい」との強いご要望が相次いだため、
非常に格安な情報料のメルマガを設定し、週一回、私の相場観をお伝えするに至っています。
今後も内外の諸情勢を分析し、淡々とその作業を行うだけです。
そういう約束でメルマガを開始しましたし、
今後も、そのコンセプトとスタンスをご理解いただける方だけ購読していただければ結構です。
ところが。
先週金曜日の暴落のさなかに、
「下の異常値に達したはずなのに、買えという臨時配信メールがなかった」
と私に抗議のメールをしてきた人がいるそうです。
その方は「いつまでたっても空売りできない」とも憤っておられるとか。
最初、何をおっしゃっているのかさっぱりわからず、しばらく考えてしまいましたが、
どうやら、ブログとメルマガのコンセプトを完全に誤解しておられるようです。
「居心地のいい水準」は経済情勢と指標によってその都度動きますが、
株価位置がエントリー・チャンスに達するかどうかは神のみぞ知るです。
過去のブログでリアルタイムに公開しているとおり、
私も、皆さんと同じようにチャンスが来るのをじっと待ち、
狙ったゾーンに達すれば、自分の判断にしたがって果敢にエントリーします。
ゾーンに達しなかったら、ただ見送るだけの話です。
この「儲け損ない」は、別に誰のせいでもありません。
また、先週の暴落時には、イラク空爆の影響よりも、
それがきっかけでNYの本格調整が始まることを警戒し、
あの程度の下落では、まだリスクが大きいと判断して動かなかっただけです。
それで「儲け損なった」と抗議を受ける理由が、私には全くわかりません。
そもそも、私はシグナル配信はいたしません。
というより、できません。
私は投資助言業者ではありませんので、シグナル配信などをやれば違法行為になります。
(過去の記事、「ツイッタ―でのトレード実況中継やめます」をご覧ください)
相場が急変した際に、「相場観」を解説する緊急メールを出すことはありますが、
エントリー・タイミングなどをリアルタイムで配信することは、
法律的にも、物理的にも不可能なのです。
そうしたことをお望みの方は、専業でやっておられるプロのサービスをお探しください。
安いところで月1~3万円くらいから、
有名どころでも10万円くらいの「リーズナブル」なものがあると聞いています。
実際、優秀な専従プロが24時間、臨時配信できる体制をとれば、それくらいは当然します。
月数十万円の情報料をとる業者もいますが、本当に勝てるなら支払う値打ちはあるはずです。
(私のところには、「高額の情報料で大損した」という連絡ばかり来ますが・・・)
ただし、私の経験上、シグナル配信は勝ったり、負けたりの「勝率」で勝負しており、
素人が下手に従うと、ついつい熱くなって、コツコツドカンの大負けで資金を失います。
たとえ4回勝っても、そこで熱くなれば、5回目の負けで全てを失うものです。
また、暴落や暴騰のさなかには、わずかなタイミングのずれが命取りになり、
シグナル配信業者が勝利宣言を出しているのに、顧客は回復不能の大損害を被ることがあります。
私自身は、シグナル配信を批判するつもりはちっともありませんが、
それよりは、事前に「ここから上(下)が安心、安全、堅実」とゾーンを指定する形で、
私自身の相場観をお伝えするほうが、よほど読者の方もやりやすいだろうと考えております。
指定したゾーンに達したら、皆さんも私と同じようにご自身の判断でエントリーし、
自分に許容できるリスクにみあった利益を得ればいいのです。
それが相場です。
実際、皆さん、そうやって勝利をおさめ、感謝のメールをいただいています。
焦っても、慌てても、飽きても、諦めても、相場で利益を得ることはありません。
まして怒るなど論外。腹を立てる投資家で、成功した人を未だ知りません。
(皆さんもご経験あるかもしれませんが、回復不能の大損害というのは、
何かで有頂天になったか、あるいは激怒した後に、熱くなってやられるものです)
相場は自分の力でコントロールできませんから、本来、感情を交える余地は皆無です。
淡々と、冷静に、気長に、「これは」というチャンスを待ち、
「天の時」が来たら果敢に取りに行って利益を得る。
それだけの話です。
今後も、ブログやメルマガはそうしたコンセプトで運営してまいります。
したがって、シグナル配信業者とは違い、しょっちゅう助言や推奨をすることはありません。
売買は、年に数回で十分なのですから、
このスタイルで十分すぎるほどであると信じております。
ご理解いただき、ご納得いただける方に、お付き合いをしていただければ嬉しく存じます。
私自身、非常に多忙になっておりますし、別にメルマガ等の収入に依存してはおりませんので、
いつまで継続できるかわかりませんが、少なくともご支持いただく方々には、
お伝えすべきことを全てお伝えし、将来における大きな富を掴んでいただきたいと心から願っております。
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