日銀が開けた「パンドラの箱」。
昨日の日経平均は続落。
日銀による事実上の「利上げ」で、
市場全体に衝撃と混乱が続いており、
「株安」と「円高」が継続しています。
昨夜の米国市場は良好な企業決算で、
大きく買われてるところですので、
本日は日経平均の下落圧力も、
多少、緩和されるとみられますが、
「景気後退」が囁かれるなかで、
苦渋の「利上げ」に追い込まれ、
先行きが不安な日本経済の状況は、
株価の本格的な反発を招くには、
いささか心許ない状況といえます。
前号メルマガ(第452号:12月18日)で、
「居心地のいい水準」を示しましたが、
「例の株価位置」を割ってしまった後、
当面の下値の目安に到達するまでは、
なお下落余地があるとみられます。
ひとつ注意すべきこととして、
今回の事実上の「利上げ」で、
問題が解消に向かうわけではなく、
パンドラの箱を開けたように、
新たな不安や危機の数々が、
誘発され、噴出する恐れがあり、
この先に何が起こり得るのかを、
考えておく必要があります。
特に来年3月の新総裁決定を踏まえ、
市場がどう動いていくのかは、
よくよく注意すべき事柄ですので、
次号メルマガ(第453号:12月25日)で、
少し掘り下げて考察する予定です。
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