憂慮すべき「円安」の加速要因とは。
先週の日経平均はリバウンドの後、
週末にはまた下落してしまいました。
米国の長期金利上昇が一服するなか、
ウクライナにおける戦争の推移は、
少なくとも市場を混乱させてはおらず、
また日本政府が補正予算を組んで、
大きめの「玉」を出すという期待で、
日経平均は買い戻されています。
しかしながら週末には米国FRBが、
「引き締め」を加速するとの発言で、
再び大きく売られてしまいました。
「円安」の傾向も変わっておらず、
「悪い円安」が懸念されていますが、
これが何をもたらすのかについては、
前号メルマガ(第418号:4月24日)で、
掘り下げて分析しているところであり、
日本政府・日銀も焦りを深めています。
「日米金利差の拡大」だけでなく、
もう少し別の要因が加味されて、
「円安」が加速されるようなれば、
極めて憂慮すべき事態になりかねず、
投資家、またひとりの国民としても、
充分な対処が必要になりましょう。
今週からゴールデンウィークに入り、
市場も休みが続くわけでありますが、
政府、日銀、市場参加者にとっては、
心の休まらない展開が続きそうです。
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