戦況、物価、為替と今後の株価展望。
日経平均は大幅に続伸。
「円安」が進行していますが、
自動車を中心に輸出企業全般の、
業績向上の方が評価されており、
日経平均は買われています。
米国の金利上昇も一服しており、
米国株も上昇しているなど、
先週までのように不安心理が、
加速度的に増していく展開は、
ひとまず一段落しています。
ウクライナにおける戦争で、
東部で総攻撃が始まっていますが、
露軍は戦略的兵器を制限する一方、
ウクライナ軍がまた大健闘をして、
一部で押し返していることなども、
市場の不安を後退させています。
もっとも戦況は常に変化しており、
露軍が本当に追い詰められた時に、
何をやってくるのかという点は、
これからも懸念として残り続けます。
さらには、「円安」の進行は、
政府・日銀とも警戒するように、
国民生活にも企業活動にも、
大きな負荷を加えていくという、
「悪い円安」としても警戒され、
さらに継続するようであれば、
実体経済への影響が懸念されます。
「円安＝株高」の方程式が、
常に成り立たないという事例も、
今年になってしばしばみられており、
海外勢の認識が変化してくれば、
株価を下げる要因にもなりかねません。
ウクライナにおける戦況の変化や、
「悪い円安」の懸念点など整理して、
次号メルマガ（第418号：4月25日）で、
今後の株価展望を分析する予定です。
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