戦争の「落とし所」と「戦後」に直面する難題。
昨日の日経平均も続伸。
ウクライナにおける戦争は、
「停戦協議」が難航しつつあり、
合意に至るまでの隔たりは、
依然として大きいようですが、
戦況の方が大きく変化しており、
市場の期待は維持されています。
とりわけ首都キーウの攻防戦で、
包囲戦を仕掛けた露軍の側に、
致命的な戦略ミスがあったため、
首都攻略が困難なっていることを、
前号メルマガ(第413号:3月20日)で、
実際の部隊配置と兵站の状況をもとに、
詳しく分析しているところですが、
西北正面でウクライナ軍が押し返し、
東正面では露軍が戦略的に後退をし、
攻守が入れ替わりつつあります。
無論、こうして不利になってくると、
露軍が残虐な戦略的兵器を使用して、
局面の打開を図ってくることが、
最も警戒されるわけでありますが、
生物・化学兵器の使用に対しては、
NATO加盟国から「介入」の案が、
明言されるようにもなっており、
プーチン政権がリスクをとって、
そのような蛮行をやる可能性が、
低下しつつあるのも確かです。
一定の「戦略目標」を達成して、
プーチン政権が維持されるなら、
「停戦」もあり得るということを、
前号メルマガで分析していますが、
ここ数日の露軍の状況をみると、
やはりある種の「落とし所」を、
ロシア側も探っているとみえます。
激戦はまだまだ続きそうですが、
当事国も世界も「戦後」の方へと、
そろりとシフトしつつあります。
無論、一刻も早い「停戦」の成立を、
心から望むところではありますが、
それで全てが解決するわけでもなく、
物価や為替などの不安要因を、
日本経済がどう乗り越えるかが、
新たな難題として浮上しています。
次号メルマガ(第414号:3月27日)で、
戦争がなんとか「停戦」したとして、
その後の市場がどうなっていくかも、
シナリオを分析をしていく予定です。
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