日銀の新執行部が直面するもの。
先週の日経平均は高値圏で失速。
大きな下落の後の反転上昇で、
信用不安の前の株価水準まで、
一気に戻していたわけですが、
こうした場合によくあるように、
買い戻しが一段落するや、
逆に大幅に下げてしまいました。
もっとも、高過ぎる状況から、
多少、アク抜きされたことは、
日銀の新執行部にとっては、
良いことなのかもしれません。
いずれにせよ、内外の火種が、
ずっと燻り続けている状況で、
植田日銀が始動する様子を、
前号メルマガ(第468号:4月9日)で、
詳しく指摘していますが、
安定とはとても言い難い、
厳しい環境での船出であり、
その中で金融政策の「出口」を、
どう模索するかという難題に、
これから直面するわけです。
日本経済と日本のこの状況を、
内外の投資家がどう判断し、
どのように仕掛けてくるか、
よくよくの注意が必要といえます。
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