貿易戦争に「落とし所」はあるか。
昨日の日経平均は大きく反発。
もっとも、大暴落の局面では、
必ず起きるといっていい現象です。
いったんの利益を確定するために、
大量に買い戻されることが原因で、
大きな値幅で反発する現象であります。
ただ、市場コンセンサスについては、
前号メルマガ（第572号：4月6日）で、
すでに「溶解」を指摘していますが、
定まっている状況とは決していえず、
トランプ政権の「関税」砲などの、
政策的な方針に左右されそうです。
日米間で貿易交渉が始まるのは、
ひとつの良い材料かもしれません。
為替や農産物といった争点が、
すでに漏れ伝わっていますが、
一定の譲歩と歩み寄りを前提に、
落とし所さえ見つかったのなら、
「関税」緩和の可能性があるのは、
やはり希望のある話といえます。
一方で米中間の「貿易戦争」は、
さらに激烈さを増してしまい、
天井知らずの高率の「関税」を、
双方が発動する展開になりました。
どこで歯止めがかかるのか、
どこに落とし所があるのかが、
さっぱりみえてこない状況です。
不況や恐慌すら懸念される状況で、
トランプ政権が次にどう動くのか、
しばし注目すべきでありますので、
次号メルマガ（第573号：4月13日）で、
今後のシナリオを分析する予定です。
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