「地政学リスク」と金利の動向と今後の相場展望。
昨日の日経平均は大幅に反発。
プーチン大統領の「対話継続」と、
一部部隊を撤収との報道を受け、
前日まで売り込まれていたぶんが、
一斉に買い戻されることになって、
大きな値幅で上昇しています。
確かにこのまま戦争が回避され、
外交交渉がえんえんと続くなら、
「地政学リスク」による売りは、
いったん終了となるはずです。
もっとも、ロシア側の意図を、
疑うような声も多くあり、
完全に安心するだけの根拠も、
現時点ではあまりないようです。
もともと北京五輪の終了「後」に、
動く可能性があったとされますし、
部隊が撤収したという情報も、
確たる証拠があるわけではなく、
単なる配置換えかもしれません。
NATO側からの見解によれば、
むしろ増強されているともされ、
客観的な情勢から考えてみても、
現時点で大規模に撤収をして、
圧力を減じる理由も乏しいです。
一方、日本の長期金利については、
日銀の「指値オペ」の発動もあり、
いったん落ち着いているようですが、
今回のオペレーションに失敗すれば、
何が予想されているのかについて、
前号メルマガ(第408号:2月13日)で、
詳しく述べているところであり、
成否をよく見守りたいところです。
米国の長期金利はやはり上昇し、
為替や金融政策への影響を、
よく考慮すべき状況でもあるため、
こちらの方も要注意といえます。
「地政学リスク」や金利の問題など、
クリティカルな事柄が刻一刻と動き、
予断を許さない状況が続きますので、
次号メルマガ(第409号:2月20日)で、
最新情報を盛り込み、整理した上で、
今後の展望を分析する予定です。
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