「開戦」懸念と「緊張緩和」期待と日経平均株価。
(午前0時30分の更新です)
昨日の日経平均は続落。
ウクライナをめぐる緊迫が、
そのまま日本市場にも波及し、
前日に続いての下落となって、
終値で2万7千円を割りました。
ロシアによる「開戦」について、
「15日説」「16日説」「17日説」と、
直近の日程が取り沙汰されており、
「いつでも侵攻可能」であると、
米国高官らが断言していますので、
不安心理が先行してしまうのは、
無理からぬことだといえます。
ただ、「開戦」濃厚とはいえ、
ロシアのプーチン大統領は、
欧米との交渉継続を明言し、
国境付近で演習をした部隊を、
本国に撤収させたといった、
戦争回避を期待させるような、
一応の「朗報」もあるために、
海外市場は買い戻されて、
先ほどから上昇しています。
明日以降の日経平均も、
この流れを引き継ぐなら、
買い戻しを誘発することで、
上昇に転じる可能性はあります。
また、日本の長期金利について、
前号メルマガ(第408号:2月13日)で、
日銀の「指値オペ」を中心にして、
詳しく点検したところでありますが、
初日の時点では牽制が成功したのは、
ひとまずの安心材料といえます。
もっとも、ウクライナ情勢も、
長期金利の制御の成否も、
まだ判断するには時期尚早で、
この後、何が発生するのかを、
よく見極める必要はあります。
引き続き神経を張り巡らせて、
情勢推移を見守りたいところです。
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