「戻り局面」の先に何があるのか。
先週の日経平均は戻り局面。
先月の大暴落から買い戻され、
一時は2万7500円を超えるまで、
急速にリバウンドをしました。
大きな急落が発生した後には、
買い戻しが主導することにより、
高速の戻り局面があることは、
いつものことではあります。
もっとも、米国経済の動向が、
日本市場にも波及した結果、
週の後半には伸び悩んでおり、
「半値戻し」を達成しないまま、
週をまたぐことになっています。
前号メルマガ(第407号:2月6日)で、
伸び悩みをもたらした原因を、
詳しく分析しているところですが、
政策の転換や「地政学リスク」など、
構造的であり根が深い諸々の要因は、
一朝一夕に好転しそうもないため、
相場の先行きに不安を残しています。
北京五輪が開会中でありますので、
「地政学リスク」は小康状態であり、
東京では「第6波」の感染状況に、
ピークアウトの兆しがみえるなど、
良い材料も確かにあるわけですが、
その先に何が待っているかの点は、
常に念頭に置いておきながら、
この戻り局面の行方について、
考えていきたいところであります。
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