「先送り」の先に何が待っているのか。
昨日の日経平均は反落。
「例の株価位置」までは達せずに、
失速、反落の売りが発生しました。
日銀の「現状維持」の決定を受け、
いったん売りポジションが解除され、
大きく上昇していたわけですが、
日銀は「先送り」をしただけであり、
日本と世界の経済状況、相場環境が、
何か改善されたわけではありません。
「物価上昇」がやや減速しても、
下落に転じるのはまだ先ですし、
主要国による「引き締め」は、
今後もまだ続くとみられます。
日銀の現行方針はこの趨勢と、
大きく食い違っていることが、
いくつもの問題を招いていますし、
そもそも「異次元緩和」自体に、
大きな「副作用」があるわけです。
今回は「先送り」でありましたが、
いずれ方針の転換は不可避とされ、
市場を大きく左右するとみられます。
決断の日は遠からず来るとして、
その時に何が起きるのかの点や、
また、仮に決断をしないでおけば、
どういうことが起きるのかなどが、
やかましく議論され始めており、
今後の日経平均にとっても、
やはり最大級の要因であります。
その他、各地の地政学リスクなど、
気になるポイントはいくつもあるため、
次号メルマガ(第457号:1月22日)で、
あらためて整理して分析する予定です。
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