リバウンドとトレンドと「2月相場」。
昨日の日経平均は続伸。
大暴落の後の反発が継続し、
リバウンド状態になっています。
たいてい、大きく下げた後は、
いったん買い戻されるために、
反発やリバウンドが発生して、
ある程度、戻すものです。
1月の大暴落を考えると、
「半値戻し」であるとしても、
かなりの戻りはあり得るわけです。
新たな悪材料が出てないことも、
買い戻しとリバウンドを支援し、
戻りの勢いを強めているようです。
実際、ウクライナ情勢については、
米英らの制裁による警告を受け、
ロシア側は考えているようです。
ロシアだけでなく米英の側にも、
かなりの衝撃のある制裁措置を、
本当にやるかどうかはともかく、
抑止力になり得るメニューに、
米国側が言及していることは、
前号メルマガ(第406号:1月30日)で、
詳しく点検しているところです。
米国の長期金利の高騰が止まり、
ハイテク株が買い戻されたり、
新型コロナの「飲み薬」などに、
また明るい話題があったり、
さらには日本の岸田政権も、
緊急事態宣言に慎重であるなど、
さらに売り込もうとする勢いを、
抑制する材料が出ていることも、
リバウンドを支援しています。
しかしながら、大暴落の後に、
大きめのリバウンドが発生しても、
トレンドの転換を意味しないことも、
これまで述べているところです。
今日から「2月相場」ですが、
「地政学リスク」、物価と金利、
オミクロン株の状況といった、
刻一刻と変化する情勢を見極め、
次に何が起こり得るのかを、
予め考えておきたい局面です。
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