「年末要因」への期待と、燻り続ける「不安の種」。
先週の日経平均は反発。
クリスマスで「閑散」とするなか、
前週からの大きな下げを挽回し、
2万8千円台後半まで上昇しました。
特段の悪材料が出なかったため、
「様子見」気味の薄商いで、
売りの勢いが影を潜めたところに、
オミクロン株をめぐる情報で、
買いが誘発された経緯などを、
前号メルマガ(第401号:12月26日)で、
詳しく分析しているところです。
この位置で最終週を迎えたため、
年末要因がうまく作用するならば、
「掉尾の一振」にも期待が持てます。
もっとも。
特段の悪材料は破裂してませんが、
不安は燻り続けていることもまた、
よく認識しておきたいところです。
世界経済のマクロ要因を考えれば、
コロナ「後」をどう乗り越えるかが、
より困難になる恐れがありますし、
ロシアや中国の「地政学リスク」も、
決して無視して良い話でないことも、
前号メルマガで指摘しています。
これらは来年早々にも話題の上り、
相場を揺さぶる恐れがありますが、
こうして燻り続ける不安の種が、
年内にどの程度、膨らんでいき、
相場に影響するかどうかの点を、
よく見極めていきたい今週です。
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