「相場環境の激変」と「12月相場の展望」。
昨日の日経平均は大幅に続落。
米国市場の反発を受ける形で、
朝方はいったん下げ止まりとなり、
リバウンドに転じていましたが、
製薬会社からのコメントが出て、
後場には一気に反落しました。
こうした材料ひとつによって、
大きく下げていくというのは、
非常に読みやすい展開ですが、
既存ワクチンはオミクロン株に、
有効ではない可能性があるのなら、
昨年からの悪夢が再現されかねず、
市場が警戒を高めるのは当然です。
売買代金もかなり膨らんでおり、
売りが売りを呼ぶ状況といえます。
前号メルマガ(第397号:11月28日)で、
このまま不安が広がった場合に、
とりあえず下げていく場合の目途を、
「水準」に照らして考察していますが、
まさにそんな動きとなっています。
米国で続投するパウエルFRB議長が、
やや「ハト派」色を弱める発言をして、
金融政策が転換することについての、
憶測と懸念も台頭しているため、
これも下げを加速させています。
今日から「12月相場」に突入ですが、
少し前とはまるで異なる相場環境で、
新しい月に突入したのは確かであり、
年末年始にかけての相場展望を、
しっかり考え直す必要があるため、
次号メルマガ(第398号:12月5日)で、
内外の材料を整理して分析します。
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