「プチ・バブル」の可能性と「次の転機」。
先週は一時、急落もありましたが、
週が終わってみれば株価はほぼ同じ。
岸田政権による現金給付の内容など、
「玉」の中身への失望もあったものの、
海外を中心に好環境が維持されており、
経済対策全体への期待がまだあるため、
株価自体はほぼ変わっていません。
また、冷静に「株価位置」をみる限り、
市場参加者はむしろ強気といえるのは、
前号メルマガ(第395号:11月14日発行)で、
例の「居心地のいい水準」をもとに、
判断されるところだといえましょう。
10月に懸念された米中両国の懸念が、
幸いにもいずれも後退していますし、
コロナ禍の収束で経済が回復しても、
各国当局は景気の刺激策をやめずに、
株高政策を継続している状況です。
そこに日本の岸田政権もまた、
最大級の経済対策を打つ作業を、
今もまだ続けているわけです。
「プチ・バブル」ともいえるような、
強気が発生しても不思議はないという、
相場環境になっているといえますが、
無論、この先どんな「玉」が出るか、
外的要因がどのように変化するかで、
今後のシナリオは決まっていきます。
「異常」な上昇はしばしばありますが、
上がったものはいずれ下がるものです。
どこまでこの強気が続いていくのか、
どこで次の転機を迎えることになるか、
引き続き注意を払いたい局面といえます。
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