米国の「金融・財政政策の転換」可能性と今後の相場展望。
昨日の日経平均は大幅反落。
結局、「下げ止まり」とはならず、
前日にリバウンドした分が、
ほとんど値を消すようにして、
大きく下げてしまっており、
2万8千円の大台も割りました。
米国はじめ海外の市場も、
根強いインフレ懸念などで、
再び下落に転じているため、
それを受けた今日の日経平均も、
下値を模索する動きとなりそうです。
中東情勢での米国らの仲介は、
うまくいっているとはいえず、
安保理での米国政府の態度には、
むしろ不満が増大しています。
菅政権は重要法案を引っ込め、
野党に「泣き」を入れたことで、
残り会期を乗り切るつもりですが、
与党内でハレーションが起きており、
足下が確実に揺らぎつつあります。
そうしたなかで米国では、
インフレ懸念が根強い一方で、
経済対策と増税構想をめぐって、
議論が激しくなってきており、
金融・財政政策の転換の可能性に、
ナーバスになる心理が広がります。
次号メルマガ(第370号:5月23日)で、
こうした最新の動きを踏まえた上で、
「下げ止まり」の時期や条件について、
詳しく分析してみる予定です。
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