「明るい年末年始」と日米の政局要因。
株式市場の「宴」は継続中です。
米国の混乱はまだ続いていますが、
「バイデン政権」の顔ぶれが示され、
特に経済系の閣僚陣が誰になるか、
市場は大いに関心を示していますが、
重厚かつ穏健で「まとも」な布陣は、
一定の安心材料といって良いと思われ、
米国市場はまた一段と湧いています。
ワクチンの開発についての報道も、
良い内容がまだ続いていますから、
当面、日経平均を失速させるような、
目立った環境の悪化はみられません。
もっとも、「バイデン政権」の人事は、
それが穏健で「まとも」なものでも、
やがて米国の与党の内部が混乱する、
危うい種を蒔く恐れがあることは、
前号メルマガ（第344号：11月22日）で、
その背景とともに詳しく述べました。
日本でも菅政権を支える与党内に、
不穏な動きの兆候があることを、
すでに指摘しているところですが、
新型コロナの「第3波」の発生に、
この政権がどう対処するかによって、
野党だけでなく与党の内部から、
政権への矢が飛ぶ恐れはあるため、
前号メルマガでも分析しているように、
今週の衆参の予算委がどうなるかは、
よく注意してみておきたところです。
このまま「明るい年末年始」まで、
株高局面が続くかどうかを見極め、
臨機応変に戦略を立てたい局面です。
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