政治主導への「期待」と「落とし穴」。
政治主導への期待が維持されて、
先週の日経平均は高値を維持しつつ、
「様子見」気味に推移しました。
次号メルマガ（第339号：10月18日）で、
良い兆しや期待の中身について、
あらためて詳しく分析しましたが、
閑散相場で売りが出づらいのと同時に、
こうした期待が存在する限りは、
売りを仕掛けるのもリスクがあります。
もっとも、期待した通りの状況に、
なるかどうかは不透明でもあり、
いくつか不穏な火種も燻るために、
積極的に買いづらいというのも、
投資家の正直な心理といえましょう。
前号メルマガでは内外における、
今後の「落とし穴」についても、
気になるものを分析していますが、
政治主導の株価上昇が失敗すれば、
その結末は容易に予想されそうです。
新型コロナのパンデミック以後、
株価に合理的な形成過程が失われ、
政治的、政策的な要因によって、
上にも下にも動き得るという、
非常に奇妙な状況が続きますが、
いよいよこの秋から冬にかけては、
その極みともいえる値動きが、
現出する可能性がありますので、
そのつもりで諸情勢の推移を、
しっかりと注視したいところです。
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