「治療薬」についての報道と米中の「官製踏み上げ相場」。
昨日の日経平均は大幅続伸。
武漢肺炎の拡散はまだ止まっておらず、
「封じ込め」の成功はまだまだですが、
「治療薬」についての報道が相次ぎ、
事態は短期間で激変したといえます。
前号メルマガ(第302号:2月2日)で、
局面が変化する条件に触れましたが、
有効な治療薬や治療法が確立され、
死亡の可能性が低くなるのであれば、
大騒ぎする必要もありませんから
非常に良いサプライズといえます。
もともと、震源地の湖北省以外では、
医療機関が治療の体制を整えた結果、
致死率がかなり低くなる傾向もあり、
特に先進国ではさほどの心配は、
不要なのではないかという見解も、
市場を冷静にさせているようです。
無論、武漢肺炎は疫病そのものよりも、
「封じ込め」がもたらす「経済災害」が、
市場にとって脅威となるであろうことは、
世界的にも大きく警戒されていたため、
先週の大暴落を引き起こしたところです。
確かにサプライチェーンへの影響は大きく、
痛手を受けた個別の企業は多いですが、
中国政府もこの脅威を認識したために、
莫大な経済対策に着手しています。
また、米国でも利下げ観測が台頭し、
金融市場で「バブル化」が再燃して、
世界経済が収縮するという懸念を、
打ち消す動きとなっており、
先週までに売り込まれた分が、
踏み上げられる相場となっています。
もっとも、中国共産党政権による、
「人災」だったいう批判によって、
政治体制が動揺するかどうかの、
「政治リスク」等はまだ残っており、
「米中対決」の大きな枠組みの中で、
米国が仕掛ける「人権問題」とともに、
問題が長期間する可能性がありますが、
足下の相場への影響に限って言えば、
武漢肺炎によって広がった混乱は、
米中の「官製踏み上げ相場」とともに、
ひとまず終息しつつある可能性が、
短期間に高まっているといえます。
その他、米国の政治状況も、
また日本の国内政局についても、
この短期間で大きく変化しており、
相場に直結する影響が出ています。
非常に短期間で重大な要素が、
良い方向にも悪い方向にも飛び出し、
目まぐるしい相場が続いていますが、
ひとつひとつの要素をよく把握し、
ただしく分析する必要がありますので、
次号メルマガ(第303号:2月9日)で、
武漢肺炎のもたらした騒動の今後、
および日米中の政治状況等を中心に、
相場の展望を分析する予定です。
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