好材料とその「着地点」と9月相場の展望。
昨日の日経平均は大幅高。
中国側が香港の民衆の要求に配慮し、
部分的ながら「譲歩」の姿勢を示したり、
英国議会がジョンソン政権の提案を拒否し、
「合意なき離脱」の回避を模索したりと、
前日までにあらわれた好材料に加えて、
中国側が「米中協議」の再開時期について、
「10月」と明言するといった好材料もあり、
日経平均も大きな買い戻しが誘発されました。
また、欧州でも混迷していたイタリア政局が、
市場に当面の安心感をもたらす方向で、
動いているという事情も無視できません。
非常に短期間にこれだけ多くの材料が、
各国の国内政局の結果として出ましたが、
ともあれ市場はこれらに素直に反応しました。
売買代金も久々に平常レベルとなり、
昨日のエントリーでも申し上げたように、
日経平均は「本来あるべき水準」付近まで、
一気に戻ったところで安定した格好です。
日経平均が「本来あるべき水準」に戻り、
8月以前の相場でそうだったように、
21000円ラインを回復していることは、
日本経済にとっても好材料ですが、
焦点はこのまま相場環境が好転し、
安定した局面が続くかどうかです。
強気相場の到来を感じさせる段階には、
客観情勢的に、まだ少し開きがあります。
実際、「米中対決」も香港問題も、
また英国のEU離脱をめぐる問題も、
事態打開を模索する動きはあっても、
明確な「着地点」はまだ見えておらず、
「下ブレ」不安を完全に払拭するには、
もう何段階か必要なようにみえます。
メジャーSQなどの要因もあって、
振幅の大きい「9月相場」になる可能性が、
大きいものと考えられるところですが、
注意すべきポイントをきちんと押さえ、
情勢の推移を正しく把握しておくことが、
何よりも大切なのは変わりませんので、
次号メルマガ(第281号:9月8日)の中で、
各国の内情を中心に分析する予定です。
☆
☆
★メルマガのお申し込みはこちら⇒「申し込みページへ」
※当月中のお申込みいただいた方には、当月発行分のバックナンバー(第280号:9月1日発行)が届きます。
【↓↓↓いつもお読みいただいて、ありがとうございます。少しでも参考になった方、面白いと思われた方は、以下のランキングページにクリックをお願いします↓↓↓】
人気ブログランキング
にほんブログ村
● 全投資家必見!衝撃のメルマガ申込みはこちらから
※ バックナンバーについてはこちら → 【時鳥・政経レポート「天の時」メールマガジン・バックナンバー2014】 アベノミクスの進撃【時鳥・政経レポート「天の時」メールマガジン・バックナンバー2015】 霞が関の予言「日本未来設計図」 【時鳥・政経レポート「天の時」メールマガジン・バックナンバー2016】 「AI時代」と「百年の富」
※本ブログは国際情勢、政治、経済に関する情報分析と、私自身の相場観、相場分析、トレード・ノウハウをお伝えすることが目的です。読者の皆様への投資助言、推奨のようなことは一切行っておりません。また、記事の内容には万全を期していますが、市場では常に「想定外」の事柄が発生する以上、その正確性を保証するものではありません。さらにいえば、相場予測が正しくても、それで勝てるとは限りません。読者の皆様が、本ブログの記事を参考にトレードなさり、損失を出されることがあっても、筆者はいかなる意味でも責任を負いかねますことをご承知おきください。いずれにせよ、投資においては自己責任が絶対の原則ですから、情報武装、知識武装、リスクヘッジに万全を期されることをお勧めします。皆様が大きな富をつかまれることを、心よりお祈り申し上げます。
※本メールマガジン及び時鳥氏へのブログ等のコメントは時鳥氏及び時鳥メルマガ発行委員会の広報物あるいは著作等に使用させていただくことがございます。あらかじめご了承ください。
コメントを残す