そう簡単には新時代を迎えられません。
(午前0時の更新です)
昨日の日経平均は反落。
米国株高を受けた「寄り付き天井」の後、
利益確定の売りに押されてしまい、
終日にわたりずるずると下げていきました。
やはり「ご祝儀」だけで上昇が続くほど、
新年度の相場は甘くはないようです。
いくつか「希望」は芽生えていますが、
情勢は依然として予断を許しません。
折からの「米中協議」が進展しつつあり、
多少の楽観的見通しが広がっているのは、
相場にとって「良い材料」ですが、
交渉結果は蓋を開けてみるまでわからず、
また米国市場にとっての「良い材料」が、
日本市場にとって必ずしも良いかどうかは、
最終的な合意内容を見るまでわかりません。
また、英国議会でのEU離脱に向けての攻防は、
粘り強く代替案などの模索が続いていますが、
そろそろ「時間切れ」が近づきつつあります。
最後の最後に「合意なき離脱」が回避され、
どんでん返しの「良い材料」が出ることへの、
わずかな「希望」が決して消えていないため、
大暴落するような流れにはなっていませんが、
しかしその「希望」が実現するという保証は、
現時点で皆無という他はありませんので、
4月初旬のうちはこの問題が決着するまでは、
買うにせよ、売るにせよ、丁半博打になります。
また、4月中旬以降には新しいトピックスが、
日経平均を動かす可能性も出てきました。
「米中協議」が煮詰まってきたこともあり、
「日米協議」の日程が固まりつつあります。
ここまで「のらりくらり」とかわしてきたのは、
安倍外交のひとつの成果であるともいえますが、
しかし「日米協議」で何が議論されるかで、
アベノミクスの未来は決定的に左右されます。
令和への改元までひと月を切った状況で、
官民挙げて新時代を迎えるための準備に、
おさおさ怠りのないところではありますが、
相場の世界ではそう簡単に能天気な形で、
新しい御代を迎えられないかもしれません。
いずれにせよ超がつくほどの重要な材料が、
4月初旬、中旬、下旬とそれぞれを通じて、
目白押しに並んでいるところですので、
次号メルマガ(第259号:4月7日)のなかで、
それらを踏まえて相場を展望する予定です。
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