「3月相場」は最終盤までスリリング。
(午前0時の更新です)
昨日の日経平均も続伸。
先週末からの「良い材料」への反応が続き、
21500円ラインを超えて引けています。
英欧か米中のどちらかの枠組みで、
3月末に大きな衝撃が発生する懸念が、
この「3月相場」の上値を抑えていましたが、
少なくとも危機の「先送り」の期待が芽生え、
相場全体を支えているという状況です。
無論、「先送り」されたからといって、
完全な解決は困難だとも思われますし、
一定の形で決着を見た後には、
今度はそれが原因となって次の衝撃が、
相場を揺さぶる恐れもあることは、
前号メルマガ(第256号:3月17日)でも、
詳しく分析したところではありますが、
さりとて、どんな決着か予想もできず、
英国からは「3回目の採決は可決か」といった、
超サプライズも匂わす話も聞こえてきます。
「良い材料」の可能性が否定できないうちは、
売り込んでいくのもリスクがあるといえます。
「米中協議」がさらにダラダラと長期化して、
良くも悪くも結論の「先送り」が続く可能性も、
昨日は囁かれていたようですが、
決定的な形での破綻を避けつつも、
交渉が無限に続いていくそれ自体が、
「良い材料」なのかもしれないということは、
前号メルマガでも指摘しておいたところです。
昨日は売買代金も膨らみませんでしたが、
いずれにせよ、英欧、米中とも大詰めですし、
米国ではFOMCなどもありますので、
市場参加者は息をつめて見守っています。
「3月相場」はやはり最終盤までスリリングです。
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