「材料待ち」の間の「頭の体操」が大切。
(午前1時半の更新です)
昨日の日経平均は小さく反落。
寄り付き後にちょっと下げましたが、
そのまま売りが続くこともなく、
前日終値付近まで戻して引けています。
英国のEU離脱問題がどうなるか、
「米中協議」がどう動くのか、
また米国のFOMCの結果が気になるなど、
「様子見」をしたい状況でもあり、
売買代金も膨らみませんでした。
前号メルマガ(第256号:3月17日)でも、
「材料次第」であることは指摘しましたが、
3月下旬は何が飛び出すかわからないため、
AIも「材料待ち」に徹しているようです。
英国はメイ政権が3度目の採決を試み、
急転直下、合意案が可決するという、
超サプライズの噂が取り沙汰されましたが、
下院議長はこれを正式に否定しており、
ボールは英国側からの延期要請の形で、
EU側に投げられた形になっています。
いずれにせよ、欧州首脳陣の態度は、
今日、明日には判明すると思われ、
市場は良くも悪くも揺さぶられそうですので、
「様子見」をしたくなるのはもっともです。
為替のほうが少し「円高」気味にみえる一方、
米国株は堅調気味に推移しているのは、
FOMCへの「期待」といえるかと思います。
米国の金融政策が「引き締め」から「緩和」へ、
明確な形で動くようであるならば、
米国市場にとっては「良い材料」として、
米国株を上昇に向かわせるかもしれません。
しかし、為替のほうの反応如何によっては、
日経平均にとっては「悪い材料」として、
上昇圧力を削ぐ恐れもあるところですので、
こちらも蓋を開けてみるまでわかりません。
一方、大詰めを迎えている「米中協議」では、
「トランプ流交渉術」の総仕上げの段階であり、
ツイッター砲がどんな形で相場を動かすのか、
いつなんどきも油断できないところです。
いずれにせよ、どれも近く結果がはっきりし、
相場に大きな動きを与えそうですので、
前号メルマガなどでも指摘したように、
あらかじめ「頭の体操」をしておきつつ、
出てくる材料を待つしかありません。
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