「政治の夏」と「総裁選後」の日経平均。
昨日の日経平均は続伸。
特段の新しい悪材料が出なかったため、
基本的に様子見モードが継続といえます。
実際、上昇幅は限られており、
上値の重さを印象付ける一日でした。
安倍総理の「三選」がほぼ確実視され、
これから出てくる「玉」を考えれば、
もう少し上まで戻してもおかしくないですが、
米国が仕掛ける「貿易戦争」の今後の展開や、
中東で再燃し始めた地政学リスク、
日米両国で警戒される金融政策の変化など、
少し様子を見たい要素がいくつもあります。
実際に売買高も非常に少なくなっています。
もっとも、注目された米欧会談は、
トランプ・ユンケル両氏の事前の応酬から一転、
「貿易戦争」を回避する方向に話がまとまり、
市場への安心材料となりそうです。
このまま悪材料が破裂しないで済めば、
この夏、「そこそこの株高局面」くらいは、
まだ可能である位置にはつけています。
さて。
岸田氏の不出馬宣言によって、
総裁選はほぼ「終わった」印象が漂っていますが、
わかり切っていた「安倍続投」ではなく、
永田町が気にするのは「その後」の話です。
秋から総理が新任期をスタートすると同時に、
政権は内外の最重要課題に直面しますし、
そこで始まる「ポスト安倍」をめぐる戦いが、
政権の足下のパワーバランスを変化させます。
主要派閥が一致して安倍総理を担いでいるのは、
そうしないと他の派閥に負けるからでもありますが、
ということは総裁選後の人事などの処遇によって、
それぞれの派閥の扱いに差がつくようであれば、
それは自公政権の波乱要因にもなりかねません。
政治不安は日経平均を直撃する悪材料ですから、
相場の展望にも大きく影響する話です。
すでに永田町は情報戦の駆け引きが始まっており、
妙な火花が散り始めているようですので、
次号メルマガ(第222号:7月29日)のなかで、
「政治の夏」の模様と今後の日経平均について、
最新の情報を踏まえて分析する予定です。
☆
☆
★メルマガのお申し込みはこちら⇒「申し込みページへ」
※当月中のお申込みいただいた方には、当月発行分のバックナンバー(第219号:7月1日発行、第220号:7月8日発行、第221号:7月15日発行、第222号:7月22日発行)が届きます。
【↓↓↓いつもお読みいただいて、ありがとうございます。少しでも参考になった方、面白いと思われた方は、以下のランキングページにクリックをお願いします↓↓↓】
※ バックナンバーについてはこちら → 【時鳥・政経レポート「天の時」メールマガジン・バックナンバー2014】 アベノミクスの進撃
【時鳥・政経レポート「天の時」メールマガジン・バックナンバー2015】 霞が関の予言「日本未来設計図」 【時鳥・政経レポート「天の時」メールマガジン・バックナンバー2016】 「AI時代」と「百年の富」
※本ブログは国際情勢、政治、経済に関する情報分析と、私自身の相場観、相場分析、トレード・ノウハウをお伝えすることが目的です。読者の皆様への投資助言、推奨のようなことは一切行っておりません。また、記事の内容には万全を期していますが、市場では常に「想定外」の事柄が発生する以上、その正確性を保証するものではありません。さらにいえば、相場予測が正しくても、それで勝てるとは限りません。読者の皆様が、本ブログの記事を参考にトレードなさり、損失を出されることがあっても、筆者はいかなる意味でも責任を負いかねますことをご承知おきください。いずれにせよ、投資においては自己責任が絶対の原則ですから、情報武装、知識武装、リスクヘッジに万全を期されることをお勧めします。皆様が大きな富をつかまれることを、心よりお祈り申し上げます。
※本メールマガジン及び時鳥氏へのブログ等のコメントは時鳥氏及び時鳥メルマガ発行委員会の広報物あるいは著作等に使用させていただくことがございます。あらかじめご了承ください。
コメントを残す