「7月相場」の行方と安倍政権の中長期展望。
昨日の日経平均も大幅な続落。
米中の「貿易戦争」の影響は深刻です。
前場はそこそこ値を維持したものの、
積極的に買いが入る雰囲気も特にみられず、
中国市場が崩れ始めると、
一気に下げる展開となってしまいました。
米欧間では関税をめぐる妥協が成立し、
「貿易戦争」が回避される可能性が浮上しており、
若干の安心材料になるものとみられていますが、
最大の懸案である米中の対立は未解決のまま。
いよいよ米国の対中関税が実施されますが、
「結局、回避されるのでは」という「期待」は、
ギリギリになってもまだ裏切られ続けています。
このまま米中両国が正面衝突するようならば、
世界経済は雨模様どころか土砂降りとなり、
日経平均も下げが続く展開となっています。
世界貿易が収縮していくにつれて、
日本企業の「稼ぐ力」も目減りしていきますから、
それを織り込む動きも出てきてしまいます。
安倍政権はまだ「綱渡り」を続けています。
重要法案のうち1つはかなり危うい日程であり、
会期末ギリギリの「まさか」が警戒されますし、
北朝鮮との「交渉」も良い噂がありません。
秋の総裁選での「三選」に向けて、
かなり重要な踏ん張りどころではありますが、
まだまだ波乱の芽は消えていません。
たとえ「三選」を達成したとしても、
そこから先の展望が開けないようでは、
日経平均を積極的に買う機運は醸成されません。
今年は「熱い夏」と「嵐の夏」の両シナリオが、
あり得るところだと分析されていましたが、
現時点では「熱い夏」の前提条件よりも、
「嵐の夏」の材料が色濃く出ています。
週末にはさらに重要な材料が出そうですから、
中旬以降の「7月相場」の展望については、
次号メルマガ(第220号:7月8日)で分析します。
とりわけ、秋以降の重要な政治日程について、
いろいろと大きな動きもみられるところです。
この秋、安倍総理が「三選」を達成したとして、
その先の政権運営の中長期展望がどうなるかは、
ちょうど今、仕込みがされてるところですので、
そうしたことも含めて次号メルマガで述べます。
☆
☆
★メルマガのお申し込みはこちら⇒「申し込みページへ」
※当月中のお申込みいただいた方には、当月発行分のバックナンバー(第219号:7月1日発行)が届きます。
【↓↓↓いつもお読みいただいて、ありがとうございます。少しでも参考になった方、面白いと思われた方は、以下のランキングページにクリックをお願いします↓↓↓】
※ バックナンバーについてはこちら → 【時鳥・政経レポート「天の時」メールマガジン・バックナンバー2014】 アベノミクスの進撃
【時鳥・政経レポート「天の時」メールマガジン・バックナンバー2015】 霞が関の予言「日本未来設計図」 【時鳥・政経レポート「天の時」メールマガジン・バックナンバー2016】 「AI時代」と「百年の富」
※本ブログは国際情勢、政治、経済に関する情報分析と、私自身の相場観、相場分析、トレード・ノウハウをお伝えすることが目的です。読者の皆様への投資助言、推奨のようなことは一切行っておりません。また、記事の内容には万全を期していますが、市場では常に「想定外」の事柄が発生する以上、その正確性を保証するものではありません。さらにいえば、相場予測が正しくても、それで勝てるとは限りません。読者の皆様が、本ブログの記事を参考にトレードなさり、損失を出されることがあっても、筆者はいかなる意味でも責任を負いかねますことをご承知おきください。いずれにせよ、投資においては自己責任が絶対の原則ですから、情報武装、知識武装、リスクヘッジに万全を期されることをお勧めします。皆様が大きな富をつかまれることを、心よりお祈り申し上げます。
※本メールマガジン及び時鳥氏へのブログ等のコメントは時鳥氏及び時鳥メルマガ発行委員会の広報物あるいは著作等に使用させていただくことがございます。あらかじめご了承ください。
コメントを残す