7月の「反転攻勢」と「波乱要因」。
(午前0時の更新です)
世界的な「貿易戦争」の連鎖や、
欧州、中東の情勢不安定化を受けて、
世界経済は雨模様が続いていますが、
日経平均はいつもと違って「粘り腰」です。
先週は3度も売り込まれる場面がありましたが、
その都度、踏ん張り、切り返していき、
結果として22000円ラインの死守に成功しました。
前号メルマガ(第219号:7月1日)で述べましたが、
その背景には安倍政権の「粘り腰」があります。
延長された国会の運営は本当に「綱渡り」であり、
ひとつでも手元が狂えば致命傷になり得ますが、
参議院で発生した「異変」などもあって、
政権側はギリギリのところで耐え続けています。
「外交戦」はイマイチ成果が不明確ながら、
歴代の政権にはみられない積極性をもって、
独自に世界の秩序を再構築しようとしています。
株価に影響のある経済的な「外交戦」として、
米国が仕掛ける「貿易戦争」に対抗するように、
先週末は物議を醸しながらもTPP11に道筋をつけ、
昨日はRCEPの年内妥結で合意をするという、
それなりに意義ある前進(※)がみられることなどは、
やはり無視してはいけないと思われます。
(※あくまで株式市場への影響という意味であり、
生活者としては別の見解があり得るわけですが)
ただし、それらを含め政権側の「反転攻勢」は、
すべてギリギリの「綱渡り」で進んでいます。
率直に言って毎日が「波乱要因」の連続であり、
耐えているのはある意味、奇跡的ですらあります。
7月は22日まで神経を使う国会運営があり、
それと同時並行で総理は大型の外遊もあります。
今週も米中「貿易戦争」で動きがありそうですが、
米国が招き寄せた世界経済の雨模様のなかを、
日経平均がしのぎ切るか、崩落するかは、
安倍政権が行っている内外での「反転攻勢」が、
吉と出るか凶と出るかにもかかってもいますので、
「7月相場」も心して情報収集・分析に努めます。
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