政局と市場は「次のドラマ」へ。「神風」か、「大逆風」か。
超重要日程を通過した先週でしたが、
週を通じてほとんど動きはありませんでした。
米朝首脳会談の後、日朝会談の話が浮上し、
安倍総理の「三選」の可能性が増した安心感と、
米欧の金融政策が「引き締め」に向かうこと、
また、米国による「貿易戦争」の不安感が、
ちょうど「23000円の攻防」となった日経平均に、
上下双方から圧力を加えてしまった形です。
前号メルマガ（第217号：6月17日）で書きましたが、
「拉致被害者の奪還」という「神風」への「期待」で、
国内政局が安定化の方向に向かっているため、
金利動向や貿易戦争など海外要因が一段落してくるなら、
この夏はそこそこの株高局面は可能と思われます。
（「水準」については前号メルマガをご参照下さい）
安倍政権は7月以降も「外交戦」を強化しますが、
しかしながら、「神風」が吹くとはいっても、
これは相手があってのことです。
この先、いくつもの困難が予想されるところですが、
思うような成果が期待できないとなってくれば、
「神風」が「大逆風」に変わりかねないことは、
前号メルマガで詳しく解説した通りであり、
そうした前提で、永田町の人々は動き始めています。
政界ではすでに「次のドラマ」が始まっており、
これが今後の日経平均を大きく左右しそうですので、
今週以降も注意して情勢を見極めてまいります。
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