国会の「閉じ方」。「反転攻勢」の「玉」の威力。
昨日の日経平均も続伸。
メジャーSQを意識した先物主導の気配もうかがえますし、
SQ週の動きでトレンドを判断するのは難しいですが、
ともあれ、米国が貿易戦争の回避に動く可能性があるなど、
海外の不安は若干、後退気味ですし、
先週来、日経平均が底堅いことは間違いありません。
安倍政権も「逃げ切り」を模索中です。
一連の疑惑に関して新資料も出てきており、
実際、政権側の説明を信じる国民も少数派ですが、
しかし、これが原因となる政権の「突然死」は、
当面のところ考えづらい状況となっています。
日米首脳会談、G7サミット、そして米朝首脳会談と、
超ド級の日程による「外交戦」がしばらく続きますし、
閣僚陣による全力の「外交戦」も継続しており、
野党が政権を追及しようにも日程がとれません。
その間に政権側は当初のシナリオ通りに、
「やはり安倍政権でなければ」という機運の醸成に、
少しづつ成功しつつあるといえます。
後は今週末の新潟県知事選さえなんとかなれば、
政権の「逃げ切り」への課題は国会の「閉じ方」となります。
政府・与党の側は6月後半の国会運営を見越して、
様々に仕掛けをやっているところですので、
次号メルマガ(第215号:6月3日)でご紹介します。
また、安倍政権の「反転攻勢」は「外交戦」だけではなく、
経済政策の「玉」という点でも相当に力が入っています。
少なくとも「骨太の方針」(素案)への市場の反応は、
決してマイナスとはいえない良いものといえます。
政治的、社会的にかなりの軋轢はありそうですが、
全体的に「玉」の威力はかなりのものであり、
一般の投資家にとっても明るい話題といえますので、
このあたりを次号メルマガ(第216号:6月10日)で、
より深く掘り下げて分析する予定です。
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