当面の波乱要因と日本経済の未来。
(午前0時半の更新です)
昨日の日経平均は続伸。
22500円の節目を上回って終わったのは、
日経平均の底堅さを示すものだといえます。
ただし、一昨日からの「買い戻し」が一段落すると、
上値を追う動きも広がらず頭打ちになりました。
海外の不安要因はまだ燻っていますし、
特段、新しい買い材料も出ていません。
安倍政権の「延命」もまだ黄信号であり、
新潟県知事選の帰趨も気がかりであるなど、
上値を追うことを躊躇させる要因もあります。
内外ともに波乱含みの6月相場ですが、
メジャーSQで何が起きるかわかりませんし、
明日から始まる一連の「外交戦」の成果と、
残り2~3週間程度の国会の閉じ方次第で、
上にも下にも大きく振れる恐れがあるため、
やはり注意が必要な局面ではあります。
外遊で安倍総理がどれだけ存在感を示せるかと、
閉会間際のドサクサの参議院で起きることに、
政権と市場の近未来は大きく左右されそうです。
ところで。
刻一刻と変わりつつある内外の情勢のなかで、
次第に長期的な方向性が固まりつつもあります。
当面、波乱を警戒すべき不安要因と、
超長期トレンドの日本経済の未来は、
必ずしもリンクしないことも確かです。
前号メルマガ(第215号:6月3日)で書いたように、
少し前まで日本人が想像もしていなかったような、
全く新しい国際環境へと変化しつつあります。
いましばらく試練の時が予想されますが、
苦しい時期をしのぎきったならば、
やはり日本の未来は明るいと私は考えています。
人生設計や投資計画もこうしたことを踏まえれば、
そう大きく外すことはないと思われ、
その意味で超がつくほど重要なファクターですので、
次号メルマガ(第216号:6月10日)でも引き続き、
このことを掘り下げて分析してみたいと思います。
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