「野党再編」に意外なシナリオが浮上?
昨日の日経平均は190.08円の上昇。
確かに良い材料も見られるところであり、
急速に進んだ円安が好感されたことや、
国内でも決算への期待があることなどで、
久々に買いが入る展開となりました。
ただ、これだけ円安が進んでいるのに、
株価の上昇がこれくらいなのは気がかりです。
また、円安の要因のひとつであるところの、
米国の長期金利の上昇速度が上がり、
米国市場が動揺し始めていることが、
日経平均の上昇を阻害する恐れもあります。
GW前後は政局関連のニュースも要注意であり、
昨日の上昇で市場の空気が良い方向に変わるとは、
まだ言い難いものがあります。
ところで。
政界に「おや?」という動きがあります。
野党の要求を何ひとつ呑めない以上、
与党のみで進めるしかないため、
相変わらず国会は「開店休業」の状況のまま、
政権側にとって苦しい日々が続いています。
メディアを使った情報戦も熾烈になっており、
政局の「キーマン」といえる人物にも醜聞が直撃し、
政権の存続をめぐる攻防は佳境を迎えています。
GW連休を挟んでの与党内、与党間の動き次第では、
安倍総理が重大な決断を迫られる可能性もあり、
依然として緊張が続いています。
こうして与党が重大局面を前に緊迫するなか、
た野党側に「あれ?」という動きが出てきました。
民進党に希望の党が「出戻る」ことで、
「国民民主党」を作るという話ですが、
この「新党」の執行部予定者の言動に、
意外なシナリオを予感させるものがあります。
自民党は「野党再編」の行方次第では、
次の総選挙で政権を失う恐れがあることを、
ほぼ全員が緊張感をもって見つめていますが、
野党勢力が一致結束できないどころか、
逆に手を突っ込む余地があるのであれば、
心配はむしろ安心へと変化していき、
今後の政界シナリオも随分と変わってきます。
前号メルマガ(第209号:4月22日)のなかでは、
このところ自民党内で取り沙汰される政権構想と、
これに基づく経済・株価シナリオに言及しましたが、
今、進んでいる「野党再編」にうまく介入できれば、
意外に安定感のある未来がくるかもしれません。
この「野党再編」もGW連休の前後に、
急速、かつドラスチックに進みそうですから、
その進展具合の如何によっては日経平均株価にとっても、
意外な影響を与える材料になる可能性があります。
水面下で取り沙汰される情報をよく整理して、
次号メルマガ(第210号:4月29日)で分析致します。
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