安倍政権の「粘り腰」と日経平均株価。
昨日の日経平均は小さく反落して前日比62.80円安。
前日は一時200円以上も上昇していますし、
前夜の米国市場の下げがキツったにもかかわらず、
日経平均の下落がこれくらいにとどまったことは、
むしろしっかりした印象を受けたといえます。
長期金利の上昇が米国市場に与える影響などは、
ちょっと気がかりな要因として燻っていますが、
安倍政権が「粘り腰」を発揮して崩壊を免れるなら、
日経平均が総崩れとなる可能性も低くなります。
無論、政権の前途は依然として黄信号が灯り、
存続が危ぶまれている状況ではありますが、
全くの「手詰まり」というわけではなく、
ギリギリのところで「反転攻勢」を続けています。
野党側には政権を倒す力はありませんし、
ともすればアシストともいえる動きすらしてます。
「南北首脳会談」で拉致問題に言及するよう、
韓国に約束させるという「成果」もありました。
また、官邸からだけでなく、党の幹部からも、
「早期解散」についての言及もあったところです。
政権支持率は危険水域ギリギリまで落ちていますが、
安倍総理が「外交」と「解散」という2つの武器で、
「神風」の「期待」を煽り、与党内を「牽制」をして、
GW連休前後の難局を乗り切ろうとしていることは、
日経平均にとってもプラスの要因といえましょう。
また、仮に安倍政権が退陣する場合であっても、
前号メルマガ(第209号:4月22日)で書いた話などが、
市場の混乱をある程度、小さくする可能性もあります。
怖いシナリオはいくつもありますが、
良い材料も確実に出てきているところであり、
そうしたことを勘案しながら、
日経平均は本来あるべき位置へと、
収斂しつつあるようにみえます。
いずれにせよ、GW連休前後のヤマ場を超えれば、
年央から秋にかけての株価シナリオも、
だんだんとはっきりしてくるでしょうから、
ここ数日、出てきた新しい材料も盛り込んだ上で、
次号メルマガ(第210号:4月29日)で分析します。
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