「膠着状態」が破れるとき。
昨日の日経平均は小さく反発。
内外の不安を反映して前場は下げましたが、
日銀のETF買いへの思惑や、
国会が正常化に向けと動き出したことなどで、
後場には上昇に転じました。
ただし大幅上昇をするには至らず、
やや膠着感が出てきている状況です。
もっとも「膠着状態」が続いた後に、
何かのきっかけでこれが破れる時は、
大きなトレンドを形成することが多いです。
本来であれば日経平均はこんな「株価位置」で、
いつまでも燻っているのはおかしいですから、
国内政局の「不安」がいくらか和らげば、
上昇してしかるべきかと思います。
やや、明るい兆しもみえます。
与野党間で「握り」が成立し、
政府・与党が「佐川カード」を切ったため、
国会は今日から正常化へ向かいますが、
佐川氏の証人喚問の日程が確定したわけでもなく、
またたとえ喚問に引きずり出せたとしても、
それで政権が「突然死」するような展開は、
防ぐ手立てができたものとみられています。
前号メルマガ(第203号:3月11日)で書いたように、
憲政史上例をない異常な国会運営が続いていますが、
なぜ、野党がこんな条件で矛を収めたのか。
よほどの「隠し玉」があり勝機があるのか、
それとも単なる●●なのかのどちらかでしょうが、
野党側は「切り札」をひとつ手放したわけですから、
「最大の勝機」を逃した可能性はあります。
安倍政権はまだまだ窮地にありますが、
年度末までの「突然死」の可能性が回避され、
立て直しのための時間的な余裕を与えられたら、
「反転攻勢」を試みることも可能になります。
来週あたりから「大玉」を繰り出すことで、
メディアスクラムを攪乱して国民の関心を逸らし、
ある程度の時間を稼ぐくらいのことは、
できる余裕がだんだん出てくるからです。
政権にとって野党はあまり怖くありませんが、
最も警戒すべき与党内の権力闘争においては、
政権が打つ「次の一手」は決定的に重要になります。
「アベグジット」の懸念も払拭できず、
まだ「闇」のなかにいる安倍政権ですが、
自ら「光」を引き寄せることができるかどうか。
これによって日経平均も「膠着状態」が破られ、
そのまま大きな動きとなる可能性もありますので、
次号メルマガ(第204号:3月18日)のなかで、
最新のとれとれ情報とともに分析します。
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