政権の「レイムダック化」と「アベグジット」のリスク。
昨日の日経平均は反落。
強烈に売り込まれるような空気はなく、
ここ数日の連騰を考えると反落は当然でしたが、
22000円ラインを前にしても失速は気になるところです。
悪い材料がまた増えてきています。
トランプ政権がまた迷走を始めているほか、
米朝首脳会談の成功にもやや疑問符がつき、
ようやく「光」が差し始めた外部要因に、
ふたたび暗雲が漂ってきています。
金融政策の引き締めが加速するという予測と、
貿易政策の保護主義的傾向が強まるという観測で、
米国市場がじわりと収縮してきていることは、
日経平均にとっても逆風となります。
また国内政局はずっと緊迫ムードが続いています。
与党側は「佐川氏の証人喚問」というカードで、
国会が正常化するよう野党側に打診しましたが、
野党側が求める「総理夫人の証人喚問」とは、
やはりずいぶんと開きがあるところです。
そろそろ「日切り(予算関連)法案」の日程が、
窮屈になっているところでありますが、
与党も野党も事態打開の決め手を欠いたまま、
混迷と混乱が長期化しつつあります。
昨日は衝撃的な「噂」が永田町を駆け巡り、
与野党双方を仰天させたのですが、
こうした国政の混乱は海外にも伝わっており、
日本市場の戻りを遅くしているのは否めません。
昨日はどういう「噂」が広がったのかは、
永田町・霞が関の緊張と狼狽を示すものとして、
次号メルマガ(第204号:3月18日)で書きますが、
国会の混乱が長期化し、
安倍政権が事実上の「レイムダック化」したり、
早期退陣でアベノミクスが突然に終わるいわゆる、
「アベグジット」が強く意識されるようであれば、
やはり日経平均に与える影響は甚大です。
無論、政権はまだ白旗を揚げるつもりはなく、
あの手この手で「反転攻勢」を狙っており、
「玉」の仕込みにも余念がないようですので、
次号メルマガで政権存続に向けての攻防を詳述し、
日経平均の今後のシナリオを分析してまいります。
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