巨大な暗雲、「ブレグジット」。
(午前0時の更新です)
「英国のEU離脱」、いわゆる「ブレグジット」が、
世界の相場を揺るがす巨大な「暗雲」として立ち上りました。
私自身もずっと以前から警戒してきたとおり、
「6月の暗雲」の最大の脅威はこれです。
私は、前号メルマガ(第112号:6月12日発行)で、
「移民がらみの痛ましい殺人事件」が発生することを、
非常に警戒していると書いたばかりです。
ちょっと前、某国の暗躍で残留派がリードを取り戻したのに、
離脱派が「移民の恐怖」を煽ったことが効いてきており、
再び、離脱に傾きつつあったからです。
そして。
それは、英国ではなく、米国で起きました。
想像を絶するほどのあまりに悲惨な事件の報道を見て、
私自身も言葉を失うほどの衝撃を受けましたが、
英国民の投票意識への影響は甚大なものがあります。
国民のモメンタム次第では、離脱派が圧倒しそうな勢いですが、
「ブレグジット」が「リーマン・ショック級」であることは、
先日のサミット蔵相会議でも各国の認識が一致したものです。
こうした海外要因による波乱材料の発生を受けて、
日経平均は「底」が抜けた格好となっています。
何度も申し上げるように、
いくら政府・日銀がいい「玉」を出したとしても、
海外から大波が押し寄せたらひとたまりもありません。
だからこそ、私は先月から「6月の暗雲」の存在を、
かなり本気で気にしてきたわけですが、
再船出をしようとしているアベノミクスは本当の意味で、
「のるか。そるか」の局面に立たされようとしています。
さて。
こうした状況で米国FOMCが始まりますし、
我が国では日銀政策決定会合を控えています。
さらには、前号メルマガでも心配したように、
都知事のスキャンダルは国政にも影響を与え始めており、
一歩間違えると安倍政権の未来を閉ざしかねません。
まだ、そうなると決まったわけではないですし、
一般向けの本ブログであまり不安と恐怖を煽るのは、
社会通念上、決して良いこととは思えませんので、
次号メルマガ(第113号:6月19日発行)に書きますが、
投資家たるもの「最悪のシナリオ」には常に備えておくべき。
早くから「ブレグジット」の脅威を指摘してきた者として、
海外ネットワークを通じて得られた情報などをもとに、
今、破裂しようとしている「グローバル・リスク」の正体、
そしてその影響や波及効果などについて、
あらためて私の見解を述べさせていただきます。
前号メルマガにもはっきりと書いたとおり、
「6月の暗雲」はまだ終わっておらず、
むしろ、これからその本番が始まりかねません。
笑って買いを入れるような状況には、
まだほど遠いのではないでかと私は考えております。
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