「2万4千円の達成感」とその後の「売り時」、「買い時」。
昨日の日経平均は26年ぶりに2万4千円の大台回復。
26年前、つまり、1991年11月といえばまだ、
ソ連という国が存在していた頃のことですので、
ひと世代以上前の話であり、感慨深いものがあります。
(無論、日経平均の採用銘柄は変化しており、
また同一銘柄でも株式分割などを経ていますので、
単純に日経平均を株価だけで比較するのは、
あまり意味のないことではありますが、
心理的、政治的なインパクトは大なるものがあります)
ただ、2万4千円の大台突破を記録した後、
「達成感」から海外勢を中心に利確が広がり、
先物市場には仕掛け的な売りも観測されています。
また、円安の進行度合いはゆっくりであり、
ともすればまた110円台に入りそうな気配です。
日経平均には根強い「先高感」が存在しており、
「重石」がなくなったら上昇しそうであることは、
ここ最近のメルマガで述べてきたことですが、
「節目」の株価、もしくは「株価位置の節目」で、
いったん売られることは「想定内」ですし、
為替や長期金利などが「攪乱要因」となり、
そう一直線に上昇しない可能性が高いことも、
一連のメルマガでお伝えした通りです。
2万4千円という「節目」を達成した後、
来週以降の日経平均がどう動くかということは、
次号メルマガ(第196号:1月21日)で改めて分析します。
さて。
世界中で株価上昇が続いており、
年初からの「リスク・オン」が話題になっていますが、
為替や金、原油市場の動きをみていると、
「リスク不在」とは言い切れないことも事実です。
無論、為替には金融政策や金利動向、
金や原油には実際の需要や取引量など、
他にも価格を決定する要因は多いですが、
国際情勢上の様々なリスクの「匂い」で、
敏感に相場が反応する側面も濃いものです。
「戌笑う」を地でいく格好の「戌年相場」ですが、
日経平均が上昇する「潜在力」は強固な一方、
相当に大きな「攪乱要因」が燻っていることも、
あわせて意識しておきたいポイントです。
日本株の「売り時」「買い時」はそうした要素にも、
大きく左右されると思われますので、
東アジアや中東に燻る「リスク要因」の最新情報を踏まえ、
次号メルマガでまた分析を加えていく予定です。
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