「重大局面」。そして、「市場反転」の時期について。
昨日の日経平均は大幅に続落。
ついに19300円台にまで落ちてしまいました。
日本企業の「稼ぐ力」を考える限り、
ちょっと前なら「売られ過ぎ」と考えるのが、
当たり前ともいえる株価位置に来ていますが、
なにせ外部環境が当たり前とはほど遠いです。
朝鮮半島で「重大局面」が近いという「不安」で、
為替市場が大きく動揺しており、
ドル円は108円台に突入してしまっています。
ジャクソンホール会議を前にした「思惑」もあり、
一概に「円高が進む」とはいえないのですが、
この水準を超えた円高というのは、
日経平均にとっては大きな打撃になりかねません。
特に「地政学リスク」がどうなっていくかは、
誰にも予測が困難なことでありますから、
「万一」が発生しても十分に対処できるよう、
考え抜いた上で態度を決定すべき局面かと思います。
前号メルマガ(第174号:8月20日)で詳述したように、
今週から9月にかけては波乱要因が満載です。
バカンスから帰ってきたプレイヤーたちは、
ここ数か月の膠着相場のツケを取り戻すべく、
手ぐすねを引いて市場を揺さぶろうとしています。
市場コンセンサスが一時的に溶解しているのは、
そうしたところにも原因があります。
安倍政権からは株価に直結する「玉」が出ず、
日銀などが株価を防衛しようとしても、
海外発の大きな売り圧力に対抗するには、
やや心もとないことも念頭に入れて、
市場が反転する時期を考えるべき時期でしょう。
なお、市場が反転する時期やその条件については、
次号メルマガ(第175号:8月27日)で考察しますが、
少なくともここ数か月の過去の経験則をもとに、
「こうなるだろう」という希望的な観測を立て、
不確実な未来に賭けるのは危険な局面かと思います。
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