「10月22日解散総選挙説」について。
(午前0時半の更新です)
日経平均は膠着状況。
様子見といえば様子見なのですが、
再上昇への「期待」が剥落しつつある一方、
じわりと「不安」のほうが増してきており、
「2万円ライン」は、やや遠くなりつつあります。
「地政学リスク」は高まっています。
北朝鮮情勢は「チキン・ゲーム」が継続中であり、
米軍の戦力展開状況と北朝鮮の動向を伝え聞く限り、
来週あたり、ひとつのヤマ場があるかもしれません。
(事実なら、ちょっと重大局面といえます)
ただ、同時に米国の「政治リスク」も再燃しています。
トランプ政権は政権の体を成さず機能不全状態であり、
9月にかけての重要日程を乗り切れるのか不透明です。
トランプ氏が金正恩政権を滅ぼそうにも、
その前にトランプ政権が崩壊するかもしれませんし、
逆に言えばトランプ氏が国内政局の難局にあるからこそ、
北朝鮮の「危機」を利用する誘惑にかられかねません。
現時点で北朝鮮情勢はトランプ政権内の「玄人」が、
ほぼ主導権を握る形でグリップしているようですが、
国務長官にすら辞任説が囁かれるような状況です。
和戦のどちらに転ぶかわからない微妙な時期に、
政権中枢の混乱が加速するのは困ったものです。
ただし。
海外要因でこうした「不安」が燻るなか、
なかなか経済政策の有効打が出ない安倍政権ですが、
それでも様々に「勝利のシナリオ」を練っています。
最近、盛んに取り沙汰される「10月解散説」も、
数少ない政権側の「勝利のシナリオ」のひとつです。
「10月22日投開票」というこの「噂」について、
私は早くからメルマガで取り上げてきましたが、
仮にこの戦略が発動されるとして、
何を争点にする総選挙になるかによって、
日経平均への影響はガラリと変わります。
ひたひたと進む都民Fの国政政党化や、
折から進行中の民進党代表選の帰趨を睨みながら、
総理は決断の時期と戦略を練っていると聞きます。
次号メルマガ(第174号:8月20日)では、
そのあたりのことももう少し掘り下げて分析します。
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