政権が「逃げ切り」に成功するかどうか。
(午前0時の更新です)
昨日の日経平均は小幅に下落。
朝から嫌なニュースで始まった一日でした。
北朝鮮のミサイルはもう慣れっこになってますし、
米国が定めたレッドラインはギリギリのところで、
超えないように撃っているのはわかるのですが、
・サミットへの反発という政治的な意図
・日本のEEZ内に着弾させる命中精度
そして、
・近海で展開中の2つの米機動打撃群の存在
を考えれば極めて挑発的でしたし、
万一、不運な事故のひとつでも発生していれば、
「偶発衝突」も否定できない事案だったといえます。
また、即座に発せられた日本政府の声明内容が、
軍事的対応も示唆するとも解釈できるものであり、
「まさか」の発生も少なからず頭をよぎったものです。
ともあれ、一瞬、ひやりとしました。
もっとも、寄付直後こそ少し低く推移したものの、
その後、特段、悪い材料が出たわけではなく、
いつもの「買い支え」もみられたこともあって、
なんとかトントンのところで落ち着きはしました。
それにしても。
なんとも悩ましい相場が続きます。
日経平均は再上昇の潜在力を蓄えていますが、
定期的に海外の材料で攪乱されており、
なかなかすっきり上昇する機運が掴めません。
ただ、前号メルマガ(第162号:5月28日)で、
米国や北朝鮮の情勢について書いたように、
もうしばらくすれば見通しがすっきりし、
方向感が掴みやすくなるものと思われます。
さて。
国会のほうは最後の攻防が始まっていますが、
現時点ではまだ政権側の「逃げ切り」のモード。
(政権寄りの「握り」シナリオの動きです)
もっとも、昨日は別の「お友達」関連の燃料が投下され、
またしても政権批判の火勢を強まりそうです。
前号メルマガで非常に詳しく書いたように、
パニックムービーのようにヒヤヒヤする展開ですが、
安倍政権としては「本懐」が成就するかどうかの、
極めて大事な「3週間」といえます。
政権が「逃げ切り」に成功するかどうかは、
日経平均の先行きにも直結するだけに、
全ての投資家は目を離すわけにはいきません。
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