今週は終盤国会のひとつの「ヤマ場」。
先週の日経平均は23000円手前でやや膠着。
底堅い印象で下げる様子もみられませんが、
この水準をぶち抜くだけの材料もまだ出ず、
非常に狭い値幅の中で一進一退となりました。
株価位置をみても高くもなく安くもなく、
それが原因で上下に動く水準ではありません。
もっとも、いくつか上昇要因は出てきています。
ひとつは円安傾向が定着していることです。
また、米中が「貿易戦争」を回避するとして、
今回は関税引き上げ見送ったことも安心材料です。
安倍政権の支持率が若干、向上し始めており、
来月にかけて政権が出す「玉」がどうなるかや、
今後、政権が中国との関係を改善することで、
大きな経済効果が生まれることへの「期待」もあります。
内外の情勢が波風穏やかに行くのであれば、
それなりの「熱い夏」はあり得るといえます。
ただ、いつもながらその「内外の情勢」が、
なかなか波乱含みであることが厄介です。
前号メルマガ(第213号:5月20日)で述べた通り、
海外にも国内にも波乱の火種が燻っており、
なかなか投資家を能天気にはさせてくれません。
中東は不穏で、北朝鮮はまた雲行きが怪しく、
手放しで安心できる状況ではありません。
米国の長期金利上昇が円安以外に、
思わぬ副作用をもたらすことにも要注意です。
また、国内政治に目を転じれば、
今週はなかなかスリリングな日程が予想されます。
終盤国会はひとつの「ヤマ場」を迎え、
政権側は細心の注意が必要な局面となります。
なぜこの時期に「ヤマ場」が来たのかは、
前号メルマガで詳しく解説していますが、
一連の危機を最終的に乗り切れるかどうかの、
ひとつの分水嶺ともいえる時期ですので、
総理のロシア訪問の影響ともあわせて、
国政の状況は要注目といえます。
日経平均はこういうことと連動すると思われ、
投資家としては目を離せない状況が続きます。
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