安倍政権に吹く「追い風」と日経平均。
先週末の日経平均は大幅続伸。
22000円ラインの攻防をしのぎ切り、
SQ絡みで発生した売りの仕掛けをかわし、
週末にかけて急上昇することになりました。
前号メルマガ（第221号：7月15日）のなかで、
その理由を分析しているところですが、
「貿易戦争」が一時的に「小康状態」になり、
するすると円安が進んだところに、
安倍政権に吹く２つの「追い風」が作用して、
久しぶりに上昇圧力が素直に効いてきました。
「貿易戦争」の今後の展開については、
まだ過度の楽観視は禁物といえる段階ですし、
中国経済の先行きはやはり気がかりですが、
国内政局については今週の国会閉会を契機に、
政権の「反転攻勢」も新しいものが始まります。
総理にとっては、最後まで苦しく危ない国会であり、
最終盤まで「突然死」の恐怖がよぎりましたが、
最後の2週間でまた「追い風」は吹いてきました。
豪雨災害でいろいろな批判が巻き起こったため、
政権支持率が多少、目減りする恐れはあるものの、
野党が「政治休戦」といって牙を引っ込める限り、
最終盤の国会運営はかなりラクになります。
また、豪雨災害を契機として新しい「玉」に、
市場の期待が集まるという思わぬ現象もあって、
日経平均にはプラスの展開が続いています。
依然として世界経済全体に不透明さがあり、
上昇すれば売りに押される展開も、
いましばらく覚悟する必要がありそうですが、
いよいよ今週末には国会が閉じられて、
「7月相場」は新しい局面を迎えますですので、
ともかく最後の数日（4 or 5日）をよくみて、
この夏の相場展望を再検証したいと思います。
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