(午前0時の更新です)

さすがに昨日のうちの17000円突破は困難でした。

日経平均は続伸するも16900円台どまり。

もっとも、当面は大きく下げる材料はなく、

為替やNY市場が切り返して逆風が弱まれば、

17000円の再トライが可能になります。

今週の焦点は17000円の「難所」を超え、

長く続いたレンジ相場をクリアに抜けるかです。

久方ぶりに波静かな雰囲気です。

臨時国会のほうは政府・与党が優勢。

難航が予想されたTPPをめぐる国会審議は、

これまで野党側が準備した爆弾の全てが不発。

SBS米価格偽装事件や甘利前大臣の招致問題など、

一歩間違えば政権の危機になりかねない問題を、

安倍政権側は上手にかわしており、

安全運転ながら着実に審議を進めています。

日程的にはTPP批准も見通せてきた形です。

もっとも、すんなりTPPの審議が進むことが、

本当に政権にとって良いことかどうかは別問題。

「新潟ショック」の記憶も新しいところですが、

TPPを批准して地方での支持を失うことになれば、

年明けの解散戦略に暗雲が立ち込めます。

前号メルマガ(第130号:10月16日発行)では、

すっかり既定路線とされる「北方領土解散」を、

見直さざるを得なくなるシナリオについて、

いくつかその要因を書きましたが、

ここ数日、ちょっときな臭い話をいくつか聞きます。

次号メルマガ(第131号:10月23日発行)では、

私が最も気にしている例の件に触れます。

北方領土問題が解決した後にくる、

例の最も危ないファクターについてです。

ともあれ、そんなこともあって、

現在のように、当面、波静かなうちに、

上昇するだけ上昇しておくに越したことはありません。

いずれにせよ、遠からず荒れ模様はやってきますから。

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