政権側の反撃シナリオ。
日経平均は17000円を前に足踏み。
どうもやはり、ここが「難所」です。
為替はやや円高に振れ、NYダウも反落し、原油は上げ止まり、
日本市場にとってちょっと逆風が吹いていますから、
これが続けば今日の17000円突破の障害になります。
こうした外部要因を吹き飛ばすほどの
政権側のアクションに「期待」できれば、
目先の「難所」は超えられるはずですので、
政権側としてはここが踏ん張りどころ。
しかし、国会はTPPの審議に入って防戦一方ですし、
おまけに年金減額方式の導入を野党が攻撃してきます。
ひところ続いた「高揚感」は少し冷えています。
北方領土の「共同統治」案の記事を、
日経新聞が観測気球として報じましたが、
前号メルマガ(第130号:10月16日)で書いたように、
「2島プラスアルファ」の「アルファ」の部分で、
今、最後の詰めが行われているようですが、
世論の反応はその「アルファ」にかかっています。
菅官房長官は即座に否定してみせましたが、
やはり、「共同統治案」は少し盛り上がりに欠け、
解散総選挙の争点にするにはリスクがあるようです。
しかし、いかんせん、相手があってのことですから、
日本政府の意志だけではなんともなりません。
昨日吹き荒れた「新潟ショック」もあって、
「北方領土解散に勝てるのか?」という疑問が、
永田町でも静かに広がりつつあります。
前号メルマガで懸念した通りのことが、
永田町では今、起こりつつあるようです。
無論、安倍政権の中心人物たちが、
今、夢描いている構想は非常に壮大であり、
うまく決まれば大変なインパクトがあり、
日経平均を再上昇させることは可能です。
いずれにせよ、株価が維持・上昇しない限り、
安倍政権の未来は暗く閉ざされますので、
年末から来年にかけて何かは打ち出してきます。
このところ外部要因による下落圧力と、
国内要因による上昇圧力が拮抗していますが、
前号メルマガで来年にかけての、
海外の不安要因をまとめて俯瞰しましたので、
次号メルマガ(第131号:10月23日)では、
政権側の反撃シナリオについても分析してみます。
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