「日銀砲」と「不安のマグニチュード」。
(午前0時の更新です)
お盆明けに、いきなり仕掛けられました。
前号メルマガ(第121号:8月14日)で、
常識的に考えれば、16800~17000円あたりで、
いったん、停滞するのではないかと思われます
と書きましたが、月曜、火曜と16800円台で停滞。
そこを狙っての「円買い日本株売り」の仕掛けに、
利食いの売りが重なる形で、
ランチタイムに一気に16800円を割り込みました。
現時点では「ど真ん中」よりちょっと下ですが、
ここから先、しばらくは日銀次第かと思われます。
為替が大きく円高に振れていますが、
日銀が断固として16800円奪回に力を入れてくるなら、
下方圧力に対抗する力となり得ます。
そして、海外勢が「日銀砲」の勢いに乗っかれば、
再上昇の可能性はないわけではありません。
ただ、前号メルマガなどで申し上げてきた通り、
私としては日銀主導でもたらされてきた、
この8月前半の上昇そのものに、
極めて危ういものを感じております。
本来であれば下げて当然の状況で、
中央銀行がやるべきでない「玉」を出し、
株価をなんとか維持するということが、
いつまでも可能とは思えませんし、
また、やるべきでもないと考えています。
とにもかくにも、「日銀の暴走」と、
その後に来るものが気がかりです。
前々号メルマガなどで触れた「秋の難局」は、
着々と不安のマグニチュードを大きくしており、
いったん破裂したら最後、
止めようもなくなる恐れがあります。
その時、「日銀砲」がどの程度役に立つかを、
海外勢は冷静に分析しつつあるようです。
いずれにせよ、早速に仕掛けられました。
昨日、
と書いた通り、日銀と海外勢がどう出るかよく見極め、
冷静、かつ冷徹に対処すべき局面であろうと思います。
ここから先、不規則で大きな変動が予想されます。
いつも申し上げることですが、
相場をめぐる確固とした判断材料がない時は、
「動かない」のも最上の戦略のひとつです。
私は「休むも相場」は高等戦略と考えており、
むしろ、ストレスを感じずに相場から離れられるという、
ある意味での「メンタルの強さ」がないと、
「安心、安全、堅実」な資産形成は覚束ないことは、
おそらく、読者の皆様も同意なさると思います。
いずれにせよ、いよいよ正念場です
まだまだ商いが薄い状況ですが、
これからどんどん市場参加者が戻ってきて、
派手な立ち回りを演じることが予想されます。
どうも、市場全体が妙な形になっています。
振り回され、身を滅ぼされないよう注意したいものです。
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