どういう相場展開になったとしても、 決して熱くならない。
(午前0時の更新です)
昨日の日経平均は小さく下落。
前号メルマガ(第121号:8月14日)に、
このあたりの株価位置では、
いったんもつれやすいと書いたわけですが、
しかしまあ、お盆のど真ん中の8月15日ですから、
売られも買われもしないのは不思議ではありません。
ということで、いったん相場の話題から飛びます。
昨日は全国的に追悼行事が行われました。
お盆でもありますので、
静かに家で祈りを捧げた方も多いことと存じます。
もっとも、「70周年」で一色になった昨年と比べ、
リオ五輪やSMAP解散などもあって、
メディアの扱いは大変に小さくなっています。
昨年の一連のメルマガで書いたように、
私の知るメディア(特にテレビ)関係者たちが、
「10年後には戦争経験者が激減し、80周年は無理。
終戦特集は70周年が最後になるだろう」
と言っていた通りに、
「あの戦争」は遠くなったものだと痛感します。
一方、昨日、自民党が公式に出した「党声明」である、
「終戦記念日にあたって」を読めば、
本当に時代が様変わりしつつあることを感じます。
少し前まで、歴代総理も政権与党も、
「あの戦争」の反省をふまえることが基本でしたが、
今は公式声明から「反省」の文字が完全に消え、
それよりもむしろ「次の戦争」の備えることに、
明示的に高い優先順位が与えられています。
読者の皆様にも政治的なお立場があるでしょうし、
それぞれの立場の良し悪しを述べることはしません。
しかし、冷静かつ客観的に目の前の事象を眺めて、
「重大な変化」が起きていることを認識することは、
一人の投資家として非常に重要なことだと思います。
大切なのはそうした変化のなかを、
いかに生き残り、富を殖やすことかと思います。
(注:以前から何度も申し上げていることですが、
私のブログ等は「相場分析」が目的ですので、
そのための「政策」の評価や分析はしますが、
「政治的な議論」はしないことにしています。
投資家としては、議論する時間が無益で無意味です)
さて。
お盆休みも終わり、
皆様のお仕事も通常モードに戻るのにあわせて、
市場にもプレーヤーが戻ってくることでしょう。
相場の世界もまた「重大な変化」の最中にあり、
特に日本市場は人類史上誰もやったことがない、
壮大な経済実験が行われる可能性があります。
前号メルマガにも書いたことですが、
お盆が明けた後、日銀と海外勢がどう動くかで、
日本経済の未来は相当に変わってくると思われます。
そうした意味でこの秋、
政治も経済もいよいよ正念場を迎えます。
すでに「未知の領域」の相場が続いていますが、
この先、どういう相場展開になったとしても、
決して熱くならないことを心掛け、
冷静に判断し、冷徹に対処できるよう、
心の眼を曇らせないことが大切だと思います。
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