7月は7月で、また大きなドラマがありそうです。
(午前0時の更新です)
日経平均は先週の5営業日連続の上昇。
ただし、上昇の勢いは一段落しつつあり、
「15600円近辺の攻防」に持ち込まれたまま、
週を越すこととなりました。
前号メルマガ(第115号:6月3日発行)に書いたように、
この「15600円近辺」は、英国ショックのだいぶ前から、
ある理由で市場が意識してきた株価位置です。
ここをクリアに超えられるかどうかで、
市場参加者の心理的な温度が試されますが、
さて、どうなるでしょうか。
今週は情勢がやや変わる可能性があります。
先週は新しい悪材料が出なかった一方で、
各国当局の政策的努力が続いたことも、
英国ショックでの大暴落からの回復が、
週を通じて継続した理由ではありましょうが、
今週末にかけては英国ショックとは違う、
グローバル・リスクが台頭する恐れもあり、
注意が必要ではないかと考えております。
参院選もあと1週間を切りました。
政権側への「風」が安心材料として機能していますが、
選挙後の、日本政府の「玉」にも限界があります。
7月は7月で、また大きなドラマがありそうですので、
なかなか市場から目が離せない展開となりそうです。
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