「危機の時代」を生き残り、富を殖やす。
(午前0時の更新です)
日経平均は4連騰。
寄り付き直後には15781.69円まで吹き上げました。
ただ、
「そろそろ戻りの勢いが鈍っても、
おかしくない株価位置」
と昨日のエントリーに書きましたが、
15600円を上回ると、やはり重くなります。
結局、引けにかけてはほぼ値を消す形で、
前日比でわずか9.09円高の終値となりました。
現時点で日経先物ナイトは、
再び「15600円近辺の攻防」となっています。
この位置でもつれるのは興味深いことです。
市場がこのあたりを意識し始めているとすれば、
今後の株価位置にコンセンサスについて考察する、
ひとつの目安になり得ますので、
次号メルマガ(第115号:7月3日発行)で、
私なりの見解を述べてみたいと思います。
いずれにせよ、英国ショックの渦中に下げ過ぎた反動で、
今週の日経平均は戻りが続いてきましたが、
欧米の情勢は不安が払拭された様子はなく、
いつ、次なる「危機の種」が破裂するかは、
誰にもわからない状況です。
市場の安定化が見込めるのは、
まだまだ先のように思います。
ところで。
金価格が1オンス1300ドルを超えて、
「金を買え」とか、
「金関連銘柄はこれだ」とか、
世間一般でにぎやかになってきました。
確かに、ユーロ危機の際には、
一時は2000ドル突破かと言われた記憶もあり、
英国とEUに発生した危機をみて、
金を買いたくなる気持ちもわからないではありません。
ただ、私は今年前半までのうちに、
「金買い」をほぼやり終えており、
前号メルマガで「金買い一段落」を宣言した後、
今はもう「勝利確定」の状況のまま、
どこまで上昇するか「高見の見物」のつもりです。
(上昇しなければ永久保有のつもり)
無論、今から金を買うのが悪いわけではなく、
また、金採掘等を扱う会社に面白いものもありますが、
(これについては次号メルマガに書きます)
昨年、一昨年の総集編をご覧いただけばおわかりの通り、
日経平均が高値に張り付き、誰も金に注目していない頃、
私はコツコツと、しかしたっぷりと買い込みました。
なぜ金を買うのか、いつまで買うのかも、
リアルタイムで書いてきましたから、
このブログで再び書くことはしませんが、
おそらくはソロスをはじめとする大富豪たちは、
私と同じ時期、すなわち、巷が株高で浮かれていた頃、
ごっそりと金やプラチナを買い込んでおり、
世界的な経済危機が勃発した今、
「金買い」を煽り始めているものと思われます。
ブレグジットや、その次の危機、
また、その次の危機と連鎖していけば、
株は下がり、金は上がっていきますから、
確かに、これなら「負けない投資」になります。
そして、おそらくは金が1オンス2000ドルに近接し、
「金・史上最高値」をメディアが煽り、囃し立てれば、
日本でも「金買いブーム」が起きるのでしょうが、
そうなる直前、本当の大富豪たちはこっそり売り抜けるはず。
長い目でみれば結局、富は彼らのもとに集まるのでしょう。
古今東西、これがひとつのパターンですし、
富が移動する法則とは「そういうもの」です。
しかし、「そういうもの」だという知識があれば、
少なくとも、自分が彼らの餌食になることは防げます。
今日から7月。今年も後半戦に突入です。
私が今年の「年央以降」を気にかけていた通り、
大きな危機が勃発し、先行き不透明な時代に突入しました。
そんな中でも、生き残り、富を増やす方策について、
次号メルマガでこれまでと違った角度から考えてみます。
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