「雪解け」か、「春の嵐」か。
（午前5時半の更新です）
昨日の日経平均は大きく反発。
特段の悪材料もない中、買い戻しが進んだ結果、
360.44円高で引けました。
もっとも、外部要因が小康状態となっており、
来週後半にかけての「期待」も集まっているところです。
ということは、売り込まれる要素の少ない今、順調に戻さなければ、
よほど市場センチメントが悪いということを示すことになり、
この先、3月にかけての日程を考えると不安になってしまいます。
昨日高値（16337.59円）は、火曜の高値（16341.56円）に届かず、
引けにかけてはかなり値を消して終わりました。
先週、さすがに「売られ過ぎ」の水準に達したため、
「あや戻し」程度の買い戻しはなされても当然ではありますが、
誰かが強い意志で株価水準を上げていく動きではないようです。
一方、NY市場は株の上昇が一段落し、金がふたたび急騰。
また、為替も円高に振れ、日経ナイトは下げています。
来週、下げていくようだと先行きがいよいよ苦しくなります。
週末の今日、なんとか日経平均は16000円の大台をキープし、
上値も下値も切り上げていくチャートを残し、
「雪解け」の予兆を示してもらいたいものです。
なにしろ、2月後半から3月中旬くらいまでのカレンダーを見渡すと、
「雪解け」より「春の嵐」が発生してもおかしくない要素があります。
それら「転機候補日」を前にして、
「水準」についてのコンセンサスがきっちり維持されることが、
今後の上昇の条件になると思います。
「雪解け」か、「春の嵐」か。
ここしばらく、何に注目し、何に注意すべきか、
カレンダーをもとに次号メルマガ（第96号：2月21日発行）で分析します。
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