「危機シナリオ」。「黄金シナリオ」。
新年あけましておめでとうございます。
本年も、どうぞよろしくお願いします。
お正月3が日が終わってすぐ国会が始まります。
お陰で私も、3日の夜も遅くまで仕事する羽目になっており、
現在時刻、午前1時にこのブログを書いています。
(明日は朝早いのです…)
詳しい事情はメルマガに書きましたが、
年末年始も睡眠時間3~5時間という過酷なスケジュールで、
年明けから早くも息切れしそうではあります。
メルマガの運営にも抜本的な改変をしましたので、
「時鳥としての」本年の目標は、
質の高い情報を、少しでも長く皆様にお届けできるよう、
健康に留意して、工夫を凝らすことかなと考えています。
さて。
正月からしんどい話ばかりでは恐縮ですので、
ちょっと明るく行きたいと思います。
昨年夏の株高局面で、私が慎重論、悲観論に触れていた頃は、
まだ世間は強気一色だったように記憶しています。
しかし、お正月が来てみると、
どの経済予測をみても弱気のオンパレード。
「波乱要因」や「リスク要因」を数え上げて、
明日にも世界経済が崩壊するような論者が溢れています。
確かに、私も世界各地の「危機シナリオ」には目を光らせ、
「グローバル・リスク」としてイベント化することが気がかりです。
「危機シナリオ」のうち、いくつかは「リーマン級」ですので、
ひとたび破裂すれば、日銀の言うように株価は半値になりかねません。
そこまで行かなくても、昨年秋の暴落劇よりは、
相当下の水準までの調整を強いられることはあり得るでしょう。
(下値メドの「理論値」は前号メルマガに書きました)
しかし、「総悲観」の時こそ光明に目を向けるべきです。
私はどんな政権の政策にも是々非々で向かっていますが、
安倍政権がやってきたこと、やりつつあることは、
少なくとも「株価政策」という意味では大きな成果を挙げており、
世界の投資家もきちんとこれを評価していることは、
素直に認めたほうがよいと思います。
確かに、インフレ目標の達成はかなり難しそうです。
また、「株高」が「GDP拡大」につながっておらず、
国民の「所得増大」も招いていないという意味において、
「経済政策」全体としては失敗かもしれません。
しかし、「株高」を招く改革は、きっちりやった上で、
「50年後も先進国の一角であり続ける」という方向性は、
ステージ1、2のアベノミクスで道筋をつきつつあります。
詳しくは前号メルマガ(第89号:1月3日発行)に書きましたが、
日本の「株式市場」にはまだ「黄金シナリオ」が存在しており、
波乱や調整、また、●年後の財政破綻などの試練を乗り越えて、
力強く発展を遂げていく可能性がまだまだ残っていると思います。
だからこそ、私も「基盤的国策銘柄」を選定したり、
不動産投資等で永続して富を得る方法に言及したりしているのです。
今、日本政府はじめ、世界各国政府は、
今年起こり得る「危機シナリオ」を撃退すべく、
わりとドラスチックに動きつつありますが、
それでも破裂して、景気調整の波に飲み込まれるかもしれません。
しかし、日本の株式市場は、長期でみれば上昇基調の中にあり、
外部要因で大きく下げるという展開は、
大きなチャンスになるのではないかと考えています。
世間が暗いことを言い始めたら明るく考え、
皆が強気一色になったらこっそり売るというのは、
古今東西、相場の常道です。
今年は「危機シナリオ」に揺さぶられそうだからこそ、
それを逆手にとる「黄金シナリオ」も押さえておくべきです。
このことについては、また、メルマガで書きます。
「冬ごもりの過ごし方」にも関係する、
投資の王道とも言える考え方だと私は考えております。
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